1.電気グルーヴ『A』
朝聴くのに良いかと思ったが、意外と夕方から夜にかけて聴くと良い。サンプリングの嵐のイントロから始まる「かっこいいジャンパー」からトランスできるチルアウト系。一転してビッグ・ビートのような激しめの「Volcanic Drumbeats」。超名曲の「
Shangri-La」は大胆なサンプリングながらも元曲に合わせてふと思い付いた歌詞を口ずさんで作った感があって最高。最高のラブソング。その後の「Smoky Bubbles」でチルな締めに掛かる。
ビートルズが『ペットサウンズ』に対抗して『サージェントペパーズ』を出したり、電気グルーヴ(というかまりん)が『ヘッド博士』に対抗して『A』を出したみたいな、名盤に対抗して名盤が生まれたエピソードが好きなんだけど、こういうの他にもあるんかな pic.twitter.com/RXVoU0WGnG
— 𝑷𝒆𝒕𝒆𝒓 (@zippu21) 2024年2月6日
2.Camaro Rouge『Camaro Rouge』
ヒプナゴシック・ポップという催眠効果のあるサイケなジャンル。インディーズっぽい雰囲気で全体的にリバーブが凄くてダブっぽい感じもある。夕暮れ時のぼやけた頭で聴くとトべる。楽曲的には古い歌謡曲やらフォークっぽい。
3.Bell Biv DeVoe『Poison』
程よくバイブスを高めつつチルしたい時に最高。ヒップホップ的なビートだがテンションがR&B、それがニュージャックス・ウィング。
4.My Bloody Valentine『m b v』
前作よりも落ち着いている印象で、シューゲイザーなのに癒し系。ミドルテンポと囁くような歌声がヒーリング的。
5.Loukeman『Sd-2』
1曲目「Baby You're A Star」からカントリーチックなアコギにクラブ的ビート。夕暮れを彷彿とさせてから2曲目以降はメロウなクラブ的チルなビート。1曲が短いので飽きずに聴き続けられる。
6.Boris『1985』
ファンクラブ限定作品第1弾としてリリースされたアルバムで、2011年に成田忍とタッグを組んで作成していた時期の未発表トラック集らしい。たしかにサウンドが成田忍というかUrban Dance。「どうしてもあなたをゆるせない」とかエモいシューゲイザー。
7.Kiko Hayashi『lost』
ボーカロイドっぽく感じてしまう透き通った加工されたボーカル。インディーロック風のシンプルなトラック。特にドラムの主張が少なくて、よりボーカルの不可思議な感じが際立っている。Vaporrockとでも言うべきか。
8.The Wedding Present『Bizarro』
癖のある歌い方と掻き鳴らされるギターとベース、対してリズムマシンのようなドラム。全部遠くにある夕日のように音が広がっていて全体を照らしている。
9.underscores『fishmonger』
ジャケのような暗さになってきたら聴きたい。開幕「70%」からテンション高めでビートもある。昼寝して起きたら結構時間が過ぎてた時に聴きたい。
10.Tagore『Maya』
もうジャケが夕方。ラテンな感じのボーカルだが、メロディ自体は70~80年代のロックのようなノスタルジックな雰囲気。どうしてもブラジリアンな南米チックな温帯感が隠し切れないサウンド。表題曲「Maya」が好き。
以上。