1.戸田誠司『HELLO WORLD V2』
2000年初期のPSPのゲームミュージック的な雰囲気で、中田ヤスタカの初期の頃のようなネオ渋谷系的なエッセンスも感じる。以前紹介したリアルフィッシュに似てると思いきや同じメンバーの人。
2.Jan Jelinek『Social Engineering』
ほぼスポークンワードのような雰囲気の作品。Y2Kのようなスタイリッシュさがある電子音楽って感じで、どこか『THE MEDIUM IS THE MASSAGE』を彷彿とさせる。
隠れた名盤。全体的に洗練されたサウンドで「Fruitsbasket」とか名曲。ジャケットも良い。こういう2000年前後の雰囲気漂うサウンドとビジュアルがまたノスタルジックで掘り起こして聴いて悦に入りたい。
polaとlyricaという二人の少女が登場する架空のライトノベル・エレクトロニカ、という設定らしい。サウンドはマイクロ・ハウスやグリッチのようで、煌びやかな感じが幻想的な世界観を演出している。この架空サントラから派生してこのサウンドをバックトラックにしたアニメが観たい気がする。多分セリフはいらない。
5.Vim『Linden, Home Of The Hits』
チップチューンチックな電子音とブレイクビーツ。『Samurai Masu Biitsu』っぽい。ジャケのような白い空の下、ジャケのような店のカフェで一息つきたい時に最高。
6.ex.sses『RELIC』
リバーブが掛かっているのが緊張感を演出している。インダストリアル的な雰囲気があってIDMやらグリッチって感じのサウンド。
7.The Future Sound Of London『Lifeforms』
デトロイトテクノのような雰囲気で、チープなイージーリスニング的なエッセンスが感じられるアンビエント。
8.Shuta Yasukochi『Harmonies of Flowers』
オルゴールを回したかのようなサウンドが春風と共に鳴り出す。「Sakura」から美しすぎる。
9.upusen『Tea is too hot』
昔の2000年代前後の名もなきネット音楽のような感じ。シンプルでミニマルな雰囲気だが、音圧があって聴き応えがある。ポストVaporwaveな令和にこれが出てくるのがエモい。
10.Kobayashi Yamato『商業的な仕事 1993 – 2004』
完全に商業音楽家の方の名もなき音楽集・ワークス集的なものかと思いきや、フランス・パリのヴェイパーウェーブ作家の方らしい。チープでチップチューン的なものから、地方ラジオの天気予報のBGMのような音楽まで。「Pleasant Specter - Level 6 - Stage 0 - タイムレーサー 1998」とかエモい。
以上。