1.Death Cab for Cutie『Transatlanticism』
大きな窓から日射しの指すオシャレな美容室で流れてそうな爽快さで、フードコートやカフェで流れてたら長いしてしまうタイプのオシャレで穏やかな作品。
2.Lilys『Eccsame the Photon Band』
海に潜っているような浮遊感のあるロックで、気付いたら時が進んでいる。ギターとベースの波、空間に響くカラッとしたミドルからローテンポのドラムが心地よい。
3.Faraquet『Anthology 1997-98』
例によってマスロックは最高。ほぼ全編インストだが、ギターが代わりに歌っているような感じで、展開が豊富で音もまとまっていて聴きやすい。ジャズ的なオシャレさがある、窓から日射しが差し込むオープンスペースのレストランカフェで聴きながら没頭したい。
4.The Smashing Pumpkins『(Rotten Apples) Greatest Hits』
気付いたらあっという間に時間が経っているタイプの作品。ただ曲のバリエーションが富んでいて、オルタナっぽい雰囲気からグランジやポスト・ロック調の「Zero」「The Everlasting Gaze」、シューゲイザーの「Real Love」など、どれも爽快な気分に浸れる。前半がチルだとすれば後半にかけてよりスピード感のあるトラック構成になっている。
5.Booker T. & the M.G.'s『Melting Pot』
全体的にインストもののR&B。全体的に静かな雰囲気でリラックスできるし、雰囲気的にはジャズに近いが、ファンク的な印象が強い。「Fuquawi」のイントロが癖になる。
6.GENERAL STRIKE『DANGER IN PARADISE』
ダブ感のあるリゾート系エクスペリメンタル。この曲が流れることでどこかエモい気分になって場所は伏す。山手線沿いの無名駅にある小さな個展や個人経営の雑貨・エスニック系の飲食店でなんとなく流れていて欲しい。
エスニックな要素がありながらもエレクトリックな要素も感じる。ただモンドというほど混沌とせずにスッキリしている。音の行く先が気になる作品で、リラックスしながらいつまでも聴いていられる。竹村延和のリミックスもIDM感があって良い。
8.The Smith『Hatful of Hollow』
「William, It Was Really Nothing」からドアを開けて入ってくるすき間風のような、最高の幕開け。「How Soon Is Now」のイントロも最高。全体的にシンプルな構成でミニマルな進行。
9.The La's『The La's』
サクサクしたリズム感のドラムとギターのジャカジャカ鳴ってる感じが良い。初期の長渕剛や斉藤和義のようなフォークみのある演奏が、ロックンロール的なオールディーズを感じさせる。1曲1曲が短いので間延びせずに聴くことが出来る。
10.R.E.M.『Out Of Time』
全曲通して気持ちの良い作品。気分が安定するしチルしながらも爽快な雰囲気で、窓辺で軽く風に当たってリラックスしてるような気分になれる。
以上。