Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

今聴いても最高な渋谷系10選②

1.ムッシュかまやつ『Gauloise』

ゴロワーズ(+1)

渋谷系ムーヴメントの中、小山田圭吾主催のトラットリアレーベルからリリース。プロデュースは小山田圭吾とトシ矢嶋。本番ロンドンでレコーディング、アシッドジャズに仕上がった名作。

2.カーネーション『天国と地獄』

open.spotify.com

ムーンライダーズや初期ピチカート・ファイブのような雰囲気を感じる。渋谷系特有の底なしの明るさと日常感がある。「オートバイ」から昔のファンクのリフをオマージュしたような入りで惹き込まれる魅力がある。「未確認の愛情」とかも良い。シンセとサンプリングで渋谷系的基礎がここで出来ている。1992年作品。

■『天国と地獄』を聴くと、カーネーション渋谷系の前に渋谷系の完成形を提示していたということがわかります。しかも、いま聴いても古びていない。あの頃といまと、心境の変化というと、いきなりボンヤリした質問になっちゃいますが、そういうものはありますか? とくに大田さんは、カーネーション在籍20周年記念でもあるわけですし。

大田:あれがいちばん憶えているかな、カーネーションに入って最初のアルバムだし。

直枝政広:練習しまくっていたよね。

大田:そう。

直枝:何か見えない敵とずっと戦っていたね。競いあっていたっていうか。

www.ele-king.net

3.Friendly Spoon『フレスプのファースト・アルバム』

open.spotify.com

渋谷系らしいフレッシュで青いサウンドの姫乃たまをボーカルにしたバンド。「夢の風船旅行」なんてオザケンの楽曲っぽい、どことなく感じる「強い気持ち強い愛」。

4.hi-posi『GLUON』

open.spotify.com

カヒミ・カリィのようなウィスパーボイスに穏やかな雰囲気のトラック。「愛情のけちんぼ」はジャングルのトラックだし、渋谷系にしてはアダルティックな雰囲気がある。ウィスパーボイスが小悪魔的で恐ろしい魅力がある。

5.POiSON GiRL FRiEND『RondoElectro』

open.spotify.com

クールなハウスっぽいなと思えば、カバー曲のドアーズ「Light My Fire」やセルジュ・ゲンスブール「Ces Petits Riens」はボサノヴァ風。ICEとかカヒミ・カリィのような雰囲気。

6.カヒミ・カリィ『K.K. Limited Edition 2000』

K.K. Limited Edition 2000

Disc1はディープバイブスなリミックス・コンピで、イルビエントやIDMなどのアングラな雰囲気を感じる。
Disc2はライブ音源だが、カヒミ・カリィのウィスパーボイスがマイクを通してすごく大きい音になっているせいか、ハウリングがきこえる(「Alcohol」とかから時折効果音のように鳴る)。

7.Small Circle Of Friends『PLATFORM 5』

open.spotify.com

ヒップホップではあるがTOKYO NO.1 SOUL SETのような、歌中心のような、韻やフロウに囚われないスタイル。ムトウサツキのボーカルが大貫妙子のようなシティポップ感ある歌い方で良い。「波よせて」は名曲。

8.Riddim Saunter『CURRENT』

open.spotify.com

名曲「MUSIC BY」はイントロからキラーチューンで、100均ショップで流れてそうな雰囲気。「SUPER MOOD」もギター、ベースの音が映える盛り上げ曲。2005年作とは思えないほどサビが生えない。the telephonesぽい感じもある。「FRESH」もエモい。

9.SPIRAL LIFE『FURTHER ALONG-20th anniversary mix-』

open.spotify.com

小山田圭吾のようなハイトーンの男性ボーカルにUKオルタナのようなサウンドコーネリアスの1stみたいな感じで渋谷系特有の青さを感じる。

10.Flat Face『face』

open.spotify.com

80年代ごろのピチカート・ファイヴのような雰囲気。早すぎた渋谷系とも言われる86年作で唯一のアルバム。どこか懐かしい雰囲気のする昭和レトロな純喫茶で待ち合わせしてるときに聴きたい作品。

 

以上。