Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

人々は皆街の中に自分の居場所を探している

我々はいつも出先で自宅の玄関のような安寧のスポットを探している
それはカフェでもファミレスでもない。公園や喫茶店だ。
昔バイト先の先輩が休憩中に「一人になれそうな場所探して回ったんですけどなかなか見つからないですね。落ち着ける場所があればいいんですけど」なんて会話をしていたが、皆、出勤前の緊張感、それを緩和させるリラクゼーション的な自宅のような空間を探しているのだ。家を出る前の玄関先のような場所。まあ、職場に近い最寄り駅まで向かって、空き時間は近くの喫茶店やコンビニのイートインなどで過ごすという手もあるが、完全に一人ではないゆえになかなか落ち着けないということもあるだろうし、同じ目論見を持った有志達がいるために気が散るというデメリットも無きにしも非ずだ。
茶店(純喫茶)は比較的うるさい人が少ないし落ち着ける(マクドナルドも同義)。これは場所によるが、Wifiが飛んでて電源があるのは評価が高い。

穴場スポット

穴場みたいに良い場所、落ち着ける場所はあまり人に教えたくないのが本音だし、街の中にいかにプライベート空間を作り出せるか、あるいは浸れるかというのは課題である。それ故に「知られなくなかった…」と嘆く声も見受けられる。

―――「知られたくなかった」という落胆

テレビなどでよく耳にする取材拒否の店というものもあるが、こだわりを持って運営しているところは少なくはないだろう。店が閑散としているものの、その空間を完成されたものとしていて大勢の入店を好まない場所もあるだろう。
Twitterなどでは一部こういった穴場情報を好まずに批判するきらいがあるため、安易に特定のスポットを紹介してしまうのはある種の禁忌である。

マスターが「なんだかインターネットに店が載ったみたいで、

『落ち着いたバーですね。僕好きです』みたいな若造が増えた

俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」

と、愚痴っぽく言っていたことがあった。

僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、

必死にネットを探し、掲載元に記事を取り下げるように頼んだりした。

けれど、大半のところは「言論(表現)の自由だ」と取り合ってくれなかった。

anond.hatelabo.jp

☟最近ではコンビニ内にバーが併設されている店舗があるようだ。運営は『お酒の美術館』。

実際「知られたくなかった」と感情で思うことがあっても声は上げないし、居た堪れなくなったら場所を移るだけだ。ただ利用者としては自分のお気に入りの場所に多くの流入があれば厄介だし、言うなれば新築で持ち家を立てたら近隣に幼稚園や学校が出来て騒々しいやら不安だという感情と似ているのかもしれないし、応援してたインディーバンドがメジャーデビューしてメディアに出始めてから白けたりとか、深夜番組がゴールデン枠に昇格してお茶の間に広まってからつまらなく感じるようになった etc.

カフェ

そもそも喫茶店って客を落ち着かせるためにあるもんだろうがよそれがなんだあの格式ばってんのか安っぽいのかどっちつかずな内装は!ショートだトールだラージだなんてこっちはしらねーんだよそもそも日本の喫茶店のスタイルがアメリカで成功して逆輸入したんだろあれ、それなのになんでアメリカナイズされてんだよあんなとこで落ち着くのは落ち着いてるように見せたいおしゃれ貧乏だけなんだよ。マックブックエアーを開いてるやつらよーーーく観察してみろよ、何もしてねーぞあいつら喫茶店てのはな、インスタントだか挽いてんだかわからないようなどっちつかずだけど妙に安心するコーヒーに砂糖をてきとうにいれて楽しむもんだろうがよなんだキャラメル巻きアートって、そんなものは竹下通りのテナントで見世物としてやれよあんなものに1000人も並ぶなんてまじでどうかしてるわ

anond.hatelabo.jp

基本、会合やらでジジババが嗜むのがカフェという印象だが、猿田彦珈琲コワーキングスペースとして利用している人の割合が高い。

個人的に集積した情報だが、作家やライター、イラストレーター・漫画家の人はよくファミレスや喫茶店で作業することが多いようだ。なるべく長く居座りたいので、安くて人目が気にならないような場所が良いとされる。

―――落ち着ける場所

ミスドでテレワークしてる人をたまに見かけるが、気が散らないのか疑問。あれを繰り返してると精神力が鍛えられそう。案外土日祝、平日問わずカフェは混んでいる。

  1. 店内が空いているか
    言わずもがな、まばらにいるくらいが調度良い。
  2. 客層
    仕事してる人やら、本読んでる人やら、休んでる人が多いところの方が当然ながら落ち着いている。学生カップルがいる店だとまあまあ騒がしくなる傾向があるので控える。
  3. 人通りの少なさ
    1番気が散るのが、後ろやら近くを誰かが通り過ぎる、言うなれば人通りが多い場所である。

ちなみにスタバはいつも満員であることが多く、落ち着いたカフェとは1番離れた位置にあり、1~3の真逆を行く。前述したミスドもそうだが、スタバ含めテイクアウト可能なカフェは商品目当てなら家で愉しんだほうが良い。
あと気をつけた方が良いのが、返却口がないタイプのカフェである。店員に一声かけてその場を去るタイプは落ち着かないし帰るタイミングも分からない。

―――批判を受けるコメダ珈琲ノマド

下記のユーザーは投稿画像のような要塞を作り上げてから4時間ほど滞在されたようで、批判意見が多く見受けられた。

批判意見の内容としては、相当の金額を払ったとしてもそれ相応な場所ではないだろうとの意見や、公共の場所で作業をする人はセキュリティが脆弱などと言った声が上がっている。相応の対価を支払っているなら良いのでは、自分も金ないときはこうやって何時間も勉強していたなどの意見も見受けられる。いかんせん、わざわざ人の目につくところ、ものを言えるフォーマットで周知させてしまったら、内容を加味した上でそれを批判する人が出てくる恐れも想定しておいた方が良い。

☟下記記事でおすすめのカフェを紹介している。

angrybreakfast.hatenablog.com

電車とバスの博物館(DENBUSワークスペース

denbus.jp

電車とバスの博物館宮崎台駅を出てすぐのところにわかりやすくあるが、ここは入館料200円(大人)で昔の車両やジオラマなどを眺めることができる。やはり子供連れが多いので良い年の大人が行くには行きづらいが、本題はここではなく閉館中のB館を利用した「シェアオフィス」だ。1年ほどの期間限定かもしれないが、コロナ禍の現在、開放しているのだ(2021年10月現在)。場所がわかりづらいが、B館は駅を出て坂を下った場所にあるので間違えないように

ここは意外に穴場でほとんど人がいないWiFi・電源完備。飲食持ち込みも可能。
事前にSuupというアプリを登録(クレジット決済)しておく必要がある。その後はアプリで入館ゲートのQRコードを読み込めば入館できるのだ。200円/時間、1日最大1000円の破格。休日に奥さんに子供を博物館に連れてってもらいつつお父さんが風呂敷残業するのに持って来いの環境。

■8/06/d47 SHOKUDO

www.hikarie8.com

おすすめアカウント

■電源Wi-Fiカフェとホテル

twitter.com

ノマド民の作業が捗る電源wifiカフェやホテル、サービスを紹介しているアカウント。参考になる。

■Kou | 無機質カフェ紹介

www.instagram.com

都内にある無機質カフェを紹介しているアカウント。シックでおしゃれなカフェを紹介している。カフェと言う空間に興味がある人にオススメ。

mobile.twitter.com

昔会社の上司が会社の閉鎖空間を嫌い、営業として外回りをしている時にビルの開けたラウンジのようなところでパソコンをカタカタ打っていたのを目撃したことがある。

―――駅トイレ

たとえば朝のトイレの個室が満室なのも表題の理由だ。出勤前にもう一度自室にこもって落ち着きたいのだ。あまり推奨すべきではないが、駅の個室トイレってちょっとした空き時間を潰すのに便利すぎる空間。無料で排便もできる。ここでトイレで秀逸なのが、手洗い場とは別に、シェルフと鏡を取り付けたスペースがあるタイプのトイレだ。髪のセットや、荷物の整理などがそこで行え、手洗い場を占領するということが減るのだ。
☟マニアックだが立ち寄ったトイレを動画にアップロードしているYoutuberというのもいるのだ。

www.youtube.com

www.youtube.com

地下鉄にありがちだがトイレまでの岐路が長すぎるのだ。駅によってはホームの隅にトイレがひっそり鎮座しているケースがあるので困る。一般的な地上駅のトイレでは改札と同一フロアにわかりやすくある場合が多いが、地下鉄の駅ではかなり駅探しに迷うことが多い。本当に私鉄各社はJRを見習ってほしい(運賃がJRよりやや安いのはありがたいが)。

おすすめサービス

■みんコワ みんなのバーチャルコワーキングジャパン オンラインコワーキングスペース

mincowa.com

オンライン上で無料で利用できるコワーキングスペースアメーバピグみたいな雰囲気。

■Suup - あなたにぴったりなコワーキングスペースを見つけよう

suup.me

1日中利用しても1000円で済むコワーキングスペースや、早朝から利用可能だったり、ケースに合わせたコワーキングスペースが表示される。コワーキングスペースの「設備・環境」や「利用料金」「ご利用時間」があり、チェックアウト・チェックインはアプリ上に表示されるQRコードで行うことが出来る。

家をネカフェのようにしたいと画策して業務用のスープなどを取りそろえたが、集中力を高めたりすることは叶わなかった。実際ネカフェの個室ブースなどは閉鎖環境であるゆえに集中しやすいと思いがちだがそんなことは無く、ちゃんと分かれてなければうるさいため、自分には向いていなかった。

 

以上。