Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

YouTubeで見る地獄

ネット上の無法地帯とは、爆サイ・ヤフコメ・Youtubeである。

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―――今やYoutube>TVの時代

そういえば、TVタックルか何かでビートたけしが「みんなでテレビ番組みたいなものを個人で作れるようになったら誰もテレビなんて見なくなるんじゃないのかなぁ・・・」って言ってたのを思い出した当時は「個人でテレビみたいなものをどうやって作れるんだ?」って思ってたが今のYouTubeとかニコニコ動画とか見てると「あの時にたけしが言ってたのはこれだったんだ」って思う

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驚くのは、テレビ全体の利用率が高くなるおおよそ6~8時台、19~22時台を除くと、ユーチューブの利用率がほとんど1~2位になっていることだ。とくに土日の10~17時台は継続的に1位となっている。 なお、ユーチューブにはクロームキャストなどのストリーミングデバイス経由での視聴は含んでいないため、ストリーミングデバイス経由も含めれば実際の利用率はさらに高いと考えられる。 スマートテレビに関しては、一部の時間帯ですでに放送局ではない新しいプレーヤーが支配力を強めているのが実態といえるだろう。

toyokeizai.net

―――その分Youtubeの広告を見ている時間も増える

―――YouTubeをテレビと混同する恐ろしさ、高齢者もYoutubeを嗜む時代へ

―――動画編集が一種のスキルとして買われる時代

―――新しい叱り方

―――YouTubeの始まり

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2005年4月23日に一番最初の動画は投稿された。YouTube創業者の1人ジョード・カリムが投稿した「Me at the zoo」という、動物園で象の話をするだけの動画から始まった。

―――フォーマットを変えて地獄は継続して配信される

切り抜き・転載動画

近年では新機能の「ショート」に加えて「切り抜き動画」が血気盛んであり、その一昔前にはVtuberが流行しては、今や無言で活動停止・無期限休業といった実質引退する投稿者も多かったし、底辺Vtuberなるものも多く存在する。やはりブームは一過性なのか。
その他、Vlogなどの人生系のジャンルも血気盛んだ。生活保護YouTuberのようなものもあり、やはり地獄の淵が垣間見えることには変わりない。【Vlog】【ルームツアー】などタイトルに付けておけば、他の動画が微妙でもかなりの再生数を稼げることが個人的に判明している。

toyokeizai.net

―――切り抜き・転載動画

ひろゆきの切り抜きなんかは市場に溢れ返り、下手なねずみ講なんかよりもよっぽど稼げるような状態となってしまっている。
アル中カラカラでお馴染みのwawawa氏の動画転載チャンネルなんかもえげつない再生数を誇っており、当本人のYouTubeチャンネル再生数を凌駕している(wawawa氏は主にニコニコ動画で活動していて、広告収入などの申請はしていない)。

切り抜きは公認や非公認様々だが、テレビ番組などの無断転載もかなりの数アップロードされている。こういった類の動画では、音声のピッチが変更されていたり、画角がおかしくなっていたり、本編動画が加工されていることが多く、フジテレビなどのテレビ局から著作権侵害の申し立てを受けて早々に非公開になるものも後を絶たない。

113: 風吹けば名無し 2021/12/02(木) 04:55:54.42 id:sYyFl4gK0
適当な音楽作って著作権者になる
その音楽をIPPONグランプリ動画なんかの
最後に流してミリオン再生連発。
音楽の著作権者としての収益だから、違反チャンネルとは無関係。
これが今のトレンド
119: 風吹けば名無し 2021/12/02(木) 04:57:00.00 id:jeQCquz00
>>113
よう考えるわ

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不謹慎Youtuber

不謹慎と言えば、海外のYoutuberが富士の樹海で死体を見つけ、無加工で投稿し、炎上騒ぎとなった(現在は削除済み)。その他にも日本で悪ふざけを繰り返している。

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―――すべてをお話します。

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キラー仮面氏は、度々このようなあからさまな動画を挙げているが、中には「南海トラフ の妹です。」なる謎の動画も含まれている。自身の病気についてはおそらく本当っぽい感じが何とも(根本的に悪い感じの人ではなさそうだ)。

☟横断歩道でシャトルランしてみたという謎動画が妙な味を出している。

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この界隈ではキラー仮面氏以外にも似たような便乗組が数多く点在している。

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コメント欄

YouTubeには、プレゼントそのものより入れ物の箱の方に興味が向く童心のように、本編よりもコメント欄が秀逸で面白いという事例が多々ある。下記Twitterアカウントでは謎の迷コメント集が作成されている。

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芸能人の流刑先と化したYoutubeだが、木下と言えばTKOにしろ優樹菜にしろ、風評被害が凄いし、なぜかYoutubeを始めているのだ。

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下記のようなコメントが相次ぐが、嘘ももちろん混ざっているのだろう。ただいずれにせよ後輩にせよなんにせよ誰も擁護する人がいないというのが難しいところだと松本人志に言われたところがハイライトである。

動画を観ずに低評価だけ押されるといった現象が起きたが、ついにはコメント欄がユーザーのメモ帳となった。

―――質の悪いコメント

物申す系YouTuberでは、コメント欄で議論が沸き、レスバトルが開催されることもしばしば。そうすると、コメント欄が朝生っぽくなる事例も多く見受けられる。

個人的に台風の日にYouTubeで渋谷とかのライブカメラ映像で慌てふためく人を眺めながら見て酒を嗜むという高尚な悪趣味を見出したが、一変するとこういった類のものは虚しくなり始めるので長時間は行わない。

―――ライブカメラ

☟下記動画は弁当屋『キッチンDIVE』のライブカメラだ。プライバシーマスキングもなく辺りの人も普通に映っている。

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―――楽しみ方を見出す視聴者

一時期Vaporwaveが流行ったときには、原曲の公式動画のコメント欄に「0.5倍再生推奨」といったコメントが目立った。逆に、時を遡ってナイトコアが流行ったころには原曲動画に「1.5倍再生推奨」なるコメントが目立っていた。ミーム汚染が為す弊害だ。

サムネイル

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―――違法アップロード

YouTube上にはテレビ番組を違法にアップロードした投稿がしばしば見受けられるが『水曜日のダウンタウン』はこれを逆手にとって、違法アップロードされている放送回を番組内でアップロード数が多い回として放映した。

―――サムネ詐欺

サムネは騙す意図がなくとも偶発的に第三者が誤解して詐欺のような形になり得る事は珍しくはない。
下記動画は国内にて2008年に投稿されたものだが、2億回以上も再生されている。内容はしょうもないが、なぜこんなに再生数が伸びたのか。それは下心だ。サムネが裸っぽく見えること、またタイトルが英語であることも相まって、海外からの視聴者も多いという噂だ。

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―――下心

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出典:美女YouTuber「フロントジップの脱ぎ方教えてみた😝」←100万再生

一見なんでもないような動画の再生数が異様に多い場合は、このような下心のケースが多いだろう。下記動画も2000万再生超えだ。ちなみに同チャンネルの他の動画でも多くて50万再生超えがせいぜいのところで、1万再生切るものの方が多い。

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下記は台北に住む音大出身のピアノ講師YouTuberのpan piano氏だ。コスプレをしてピアノを弾くという形式がエスカレートして、徐々に露出度が高くなっている。

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ゆっくり茶番劇

YouTubeニコニコ動画でもゆっくりを用いた動画は数多くあるが、マニアックなものからサブいものまである。

タイトル通り、ゆっくり解説動画をYouTubeに投稿するようになってから人生が好転した

ので動画編集の息抜きに書く。

ゆっくり解説とは、凄いはしょると「ゆっくりと呼ばれるキャラクターに喋らせて何かを解説する動画」のこと

ポピュラーなのは霊夢魔理沙というキャラクター2人が話しながら進めていくというスタイル

例:https://youtu.be/PIyzWR5vFA0

(俺じゃないよ。尊敬してるチャンネル)

YouTubeで気軽に楽しめるので見たこと無い人もぜひ自分の興味あるテーマのものを見てほしい

コロナが出始めてすぐに在宅勤務に切り替わってマジで暇になりYouTubeばっかり見てた

その中でもダントツでよく見てたのがゆっくり解説。

本当に時間を吸われすぎててはこのままじゃヤバい、勉強でもしないとと思ったけど試聴を辞められなかった

ある日急に「自分が作る側に回れば今までの怠惰な時間が勉強の時間に変換できるのでは?」と思い制作を始めた

簡単だろと思ってノリでやってみたらまあめちゃくちゃ難しい。

何より土台となるテーマというか知識を自分の中に入れ分かりやすいように噛み砕き台本を作るのにかなり時間と根気が必要だった

なんだかんだ数十時間かかり初めての動画が完成した時の感動はマジで忘れられない。YouTubeにアップロードした時の我が子のような制作物がネットの世界に漕ぎ出していく感覚も最高だった

もっともっと最高の気持ちを味わいたく毎日動画制作に励むようになった

休日は布団の中でYouTube見るだけの日々だったのに、気がつけば平日休日関係なく

・情報収集(本読んだり図書館行ったりSNSリサーチしたり行ったことない街に行ったり色んなサイトを見たり)

・デザイン、動画編集スキルの習得

・ライティングの勉強

が習慣になっていった

その結果

・リサーチ、プレゼンスキルがかなり上がり仕事でも苦労しなくなった

・さまざまな知識をつけることにより世の中をフラットな目で見れるようになり自分の気も楽になった(ごめん、ここ上手く言語化できない)

・色んなものへの興味が高まり、人の話も偏見を持たず興味深く聞けるようにになったりなんでも経験したいと人の誘いに積極的に乗るようになった

それにより前より上からも下からも信頼されるようになり対人関係がスムーズになったり友達が増えたりした

・身につけた動画編集スキルで副業ができるようになり生活が充実

・今まで消費するだけの趣味が多かったのが生産にハマることでメンタルが安定した(これは人によると思うけど)自信も持てた

YouTubeの広告収入で月約20万、動画編集バイトで月約10万稼げるようになった

元々あんまりお金使わないから生活は変わらないけど高めのキーボードやパソコン、友達への結婚祝いなんかを悩まず買えたのは嬉しかった

穏やかな気持ちで親に仕送りしてる

関係ないが俺の親もYouTube大好きで幸い陰謀論には興味ないみたいだけどアレン様にハマっててそれはそれで心配

そんな感じ

全然まとまらなかったけど、ゆっくり解説動画色んなタイプのものがあって楽しめると思うからぜひ見てみてね

(追記)

動画編集の商材宣伝とかじゃないから安心してね

むしろ完全ビジネスでやるなら顧客絞れたり営業上手かったり…ではない限りコスパ悪めのスキルな気がする

自分は楽しいが根本にあるから続けられてる

anond.hatelabo.jp

―――商標登録

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そもそもゆっくりというキャラクターが東方作品の二次創作である。それを用いて一番初めにゆっくり茶番劇というフォーマット・スタイルで活動したのが柚葉氏のようだが、ゆっくりというキャラクター自体柚葉氏の物ではなくほぼフリー素材として使われてきた。昔、JASRAC音楽教室からも著作権料を請求すると騒ぎを起こした時もバッシングがあったが、それと同様の騒動だろう。

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最終的には柚葉氏は権利を放棄したようだが、結果オーライな気がする。特許を認めた特許庁もそうだが、バッシングを食らうのは明白だろう。その理由は上記引用TweetにてDaiGoの弟がTweetした通りだろう。ちなみに、一時期老人や子供が食べたことで窒息するという事件があったマンナンライフこんにゃくゼリーは特許を取っていないそうだ。

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―――ゆっくり系動画の収益化停止

―――"ずんだもん"の動画

今やゆっくり茶番劇に代わって用いられているのがずんだもんの動画である。

ずんだもんの場合は解説動画だけではなく普通のショートコント的なアニメ動画として用いられているのも特徴的だが、ずんだもんのボイスはゆっくりと違って感情的に聞こえる抑揚のあるボイスだから使いやすいという点があるのだろう。

YouTube Dream

jp.noxinfluencer.com

最近、公務員がYoutubeで収益を得て、これによって懲戒を受けたというニュースが挙がった。

www.yomiuri.co.jp

―――兵どもが夢の跡

コムドットの台頭でグループ系Youtuberで企画ものをやってみたり、メンバー紹介をしてみる底辺Youtuberが続々と現れたものの、最終的には伸び悩んで解散と言うエモさを醸し出している。

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youtu.be

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―――盛者必衰を伺えるのもまたYoutube

―――専業Youtuberは辛い

私もかつて職業Youtuberだったが、競争の激化とプロが続々参画するのを見て長期間続けるのは危険と感じ、1年程度で専業をやめて一般企業に戻り動画は趣味に戻した。本業の仕事で精神を壊してやむをえず退職し、趣味で一定の人気を得ていたYoutubeを本業にした経緯があった。専業の時代は再生数の上下が生活に直結し、精神的にも苦しい生活であった。理解はしていたものの、「好きなことで生きていく」のとはかけ離れた、朝から晩までノイローゼのように編集を続ける日々。現在は趣味に戻し、再生数も減ってしまったが、動画を作って視聴者がリアクションしてくれるのが純粋に楽しい。 私は社会人としてのブランクが1年だったため一般企業に戻り、あの時の経験がビジネスにも生きているが、長期間専業Youtuberをやった方々のセカンドキャリアは今後大きな問題になるのではないかと思う。

出典:登録者181万人ラファエル、広告収益の“激減”を告白 職業ユーチューバーの終わりも近い?(スポニチアネックス)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース

―――ヒカキン

今やYouTuberの代名詞であり、子供にとっての大スターともなるヒカキンだが、元はヒューマンビートボックスで有名になるためのチャンネルだった。
2010年当時21歳・スーパーの正社員・新卒3年目のヒカキン。当時としてはかなり音質が良い。

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アメリカのyahoo!に動画が紹介され一躍有名人に。その後、エアロスミスにオファーを受けるといった展開へ。

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他にアリアナ・グランデなど有名人とのコラボを繰り返している。

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―――謎の人気YouTuber

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国内における人気Youtuberトップはヒカキンではない

視聴した感想としては、どの層が好んでこの動画を見ているのか、何が魅力であるのかがよくわからない。子供に流し見させておくための動画としても適切かどうかよくわからない。

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また、同じようなスタイルで投稿をしている、さがわ/sagawaなる人物とコラボをしたことがあるそうだが、何がどうなってたった4年でヒカキンを超えたのか、謎である。

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―――キッズYoutuber

国内2位Youtuberも子供を使用した動画で人気の、せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shiiだ。

ゆたぼん然り、親が子供を金の卵を産むアヒルの如く扱うことに対して批判的な見方も多い。現在、日本人の父と、 ベトナムアメリカ人の母とのハーフ系YouTuberライアン・カジというキッズYouTuberが3年連続で世界で最も稼ぐYouTuberとして記録されている。

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逆張りで「0 subcriber specal(チャンネル登録者0スペシャル)」を投稿数時間後に「1 subs yas(登録者1人、やったー)」を投稿。その2日後には「6.5K sub special(チャンネル登録者6500スペシャル)」を投稿という凄まじい伸び率だ。

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再生数がえげつない事になっているが、もうタイトルが良い仕事をしている例で、一種のミームのような感じになっている。

〈おまけ〉

YoutubeではなくPornhabだが、使い方の多様性を感じる。

「いちばん意外性のある場所に投稿しようと思ったんです」とチャンはこの決断について語る。Pornhubといえば、教育的というより性的な欲求不満に応えるプラットフォームとして知られている。 しかしその場所は、数学の解説を必要としている大学生にアプローチしようとしたチャンにとって、ターゲットとなる視聴者と出会える完璧な場所だった。

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同様に雪が降る中で数学の紹介をしているYoutuberもいるようだ。

おすすめYouTubeチャンネル

■コレコレチャンネル KoreTube

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Youtube界の吉田豪と言っても過言ではない。同業者事情のネタについて詳しい。架空請求のイマイみたいに、詐欺業者に電話するライブ中継とかはラジオ感覚で聴ける。コレコレ氏に吹っ掛けられたYoutuberの結末が…って感じだから喪黒福造みも感じる。まあ元々破滅に向かってたかもしれないが…。

関連サイト

■YouTuber世論調査

tuber-review.com

YouTuberがカテゴライズされ、それぞれトピックが立てられているネット掲示板。YouTuberごとにレビューがされていたり、コラムが作られていたり、YouTubeの人は見るのが気が引けそうなサイト。

便利な拡張機能

■PocketTube

chrome.google.com

YouTubeのチャンネルの整理に役立つ拡張機能で、自分でカテゴライズしてタグごとにチャンネルを仕分けることができる。

start-x.work

■Video Speed Controller

chrome.google.com

YouTubeは最高でも2倍速までだが、この拡張機能を使用すれば5倍にも10倍にも倍速することができる。ゆっくりしていってね

 

以上。