1.Fela Kuti『Zombie』
アフロ・ビート最高となるのがこのアルバム。「Zombie」なんか原宿の竹下通りや渋谷スクランブル交差点で聴いてたらトランスしてくる。
2.Liquid Liquid『Liquid Liquid』
洞窟の中で火を灯して夜通し行われる儀式みたいな音楽を集めたアルバム。トランスしてくる。
3.Old Time Relijun『Witchcraft Rebellion』
60年台のB級ホラー映画感が漂う音楽。アヴァンギャルドな雰囲気もさながら野性的なリズムとサウンド。怪しいの廃テナントの一室のバーでロウソクの明かりだけ照らしてやってるような不気味さ。
4.Brainticket『Cottonwoodhill』
ジャケからしてサイケだが、内容も良い。ギターリフにサウンドコラージュ的に乗っかる映画の切り抜き的な音声や街の喧騒。無限に聴けるリフ。
5.岡村と卓球『The Album』
石野卓球のアシッド・テクノのビートの上を岡村のファンキーな歌唱が走る構成。ゲイ・ハウスのような「Come Baby」にThe CAN「Turtles Have Short Legs」カバーも最高。最後の岡村mix「Come Baby」はシンプルな音ながらファンキーさが増している。
6.Prurient『Troubled Sleep』
ハーシュノイズ。音楽と言うより音割れそのもの。ぶっ飛びたい時。もうどうでも良いときに聴くと最高に跳べる。微かに音楽が聞こえるがノイズが邪魔して聴こえない。もうほぼ胡椒喰いたい偏食家がラーメンに胡椒一瓶丸ごとぶっかけたような作品。
7.Wiggle
冒頭1曲目からトランスできる。山塚アイが参加するところを代打でケンイシイが参加している。「Daisuki Me」カッコよすぎる。
8.Comus『First Utterance』
どうやらアヴァン・フォークなるプログレ系のジャンルに分けられるようだが、ギターのメロディが儚くて美しい。立て続けに変化する展開に耳で聴く劇のような印象を持つ。民謡的なニュアンスが含まれているのがミソ。地方の中でもそこそこ栄えてる町のステーキ屋の薄暗い店内で流れていそうな曲。
9.Sleaford Mods『Chubbed Up +』
パンクとヒップホップが一緒になったようなスタイルだがRATMほど過激ではない。静かに冷静に淡々と真顔でブラックジョークを言うアメリカのコメンテーターのようなシニカルがある作風。
ツッコミどころが多すぎる作品。サンプリングの関係もあって再発とかは難しいだろうがそれ以上に歌詞がレギュレーションに違反しそうなぐらい今出したら問題として騒ぎになるくらいヤバい。やりたいことを出し惜しみなく出した感が凄い。名曲「N.O.」のオリジナル版「無能の人」収録。聴いてみろ、飛ぶぞ。
☟人生の方の作品もぶっ飛んでいて最高。こうして聴くとナゴムっぽい。
以上。