Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

TikTokで見る地獄

当方、TikTokにあまり興味がないためか、動くInstagram感覚でしか見ていないが、Instagramさえ動画投稿可能だし、あえてTikTok動画を投稿するメリットがよくわからない。複数媒体を用いて売名する以外に用途が不明。ただJKが青春のイキりで「踊ってみた」を投稿して欲を消化させるための媒体のようにも思える。

―――さすがのTikTok

―――TikTokInstagramは可愛らしい女子が踊っているのを見て癒されるためのコンテンツ

出典:「Discord」は男子の半数以上、「TikTok」は女子の半数が利用 大学1年生調査 東京工科大 (l_yx_koka1_w390.jpg) - ITmedia NEWS

―――時代は韻を踏む

―――SNS上でも徐々に文字数減ったコンテンツが増加する

―――ティーン層はTwitterを捨ててInstagram, TikTok

―――おっさんが参入してきたらコンテンツの流行はオワコン

―――中高年層のSNSツールも出てくる可能性

―――リテラシーの観点で事務所入り(検閲)

―――加工とフィルター命のインスタ・TikTok

広告

―――広くコンテンツを分散させてユーザーに届けるSNSプラットフォーム

TikTokがほかのプラットフォームと決定的に異なる点がひとつある。それは、「フィルターバブル」を生みにくいということだ。この特徴が「TikTok売れ」に大いに関係してくる。

既存のテクノロジープラットフォームは、検索であれフォローであれ、その設計理念に通底しているのは、顕在ニーズに応えるという点だ。そのため、「知りたい」と思う情報ばかりが集まってきて便利になる反面、それ以外の情報が遮断されてしまう。いわゆる、これが「フィルターバブル」だ。

digiday.jp

―――TikTokの広告効果は異常。口コミの広がりようも異常。

TikTok ほどソーシャル メディアの弱点をうまく利用しているプラ​​ットフォームはありません。TikTok は、アルゴリズムによるコンテンツ配信を普及させ、私が推奨メディアと呼ぶものを生み出したプラットフォームです。

mignano.medium.com

TikTokFacebookの9倍のエンゲージメントを生み出している。さらに、TikTokの広告主は、Facebookやインスタグラム(Instagram)に比べて平均21倍のリーチを獲得している。また、フォロワー1人あたりのエンゲージメント率は、Facebookが0.09%、インスタグラムが1.6%であるのに対し、TikTokは平均8%となっている。

digiday.jp

―――TikTok売れ

出典:潜在顧客が動く「 TikTok売れ 」、いかに再現すべきか?:要点まとめ | DIGIDAY[日本版]

主に

  • フルファネル:広いユーザーの中で商品の購入を行うエンドユーザから、行動過程をアルゴリズム化してキャンペーンやマーケティングを打ってアプローチしていく手法。
  • トレンドTikTokはトレンドの震源地。トレンドをキャッチして、広告を打ったりブランディングやドッキングによる注目を集めて購入にブーストさせていく手法。

が使われているようだ。

これによって、単にあるユーザーが求める検索アルゴリズムや関連動画のみでなく、手広くコンテンツをユーザーにアプローチさせることが出来るようだ。

下記は、ある風俗の実際の店舗とTikTok上での来場者・閲覧者の年齢別分布である。ある程度若年(40代)の客はTikTokではコンテンツを閲覧しているものの、実際の店舗には来場しない。つまり、コンテンツを見ることはあってもお金を落とすことは無いとの分析となっている(投げ銭などがあれば話は別)。ただ、グラフを見ると年齢幅的に50代の実店舗来場者数が多いため、50代前半の人間も同様にコンテンツ視聴がメインで、実店舗に行くのは50代後半以上の高齢層が多いのかもしれない。
というより、このグラフで感じ取れるのは、意外にも20代後半の若年層の来店率の多さである。なんならコンテンツ視聴よりも多い。

投稿者

―――謎の大物TikToker「バヤシ」

www.tiktok.com

もともとパーソナルジムのトレーナーだったのが、運営会社が解散し無職になりました。

実家のある群馬県に帰り、「これから何をやろう?」と考え、ふと思いついたのがYouTube。パーソナルジムの広報でYouTubeチャンネルを運営しており、基礎的な動画編集スキルはあったので、自分でもやってみようと。

早く収益化したくて、当時流行していたASMR(調理やそしゃくの音から受ける刺激)分野に目をつけ、2019年10月にYouTubeチャンネルを立ち上げました。

──スタートはYouTubeだったんですね。始めた当初の反響はいかがでしたか。

それが全然(笑)。登録者数がゼロの状態が続いて再生数も100回ほどです。インスタグラムやツイッターに投稿しても、一向に流入が増えませんでした。

一方、その当時ダンス動画を中心に、TikTokがはやり始めていました。ほかのSNSで効果が出ないので試しにと、TikTokにアップテンポのショート動画を投稿。「いいね」やコメントもつきました。楽しくなって投稿を続けたら、生のサーモンを細切りにして卵黄を絡めて食べる、サーモン麺の動画が海外でバズった(注目を集めた)んです。

toyokeizai.net

―――炎上系TikToker

海外のユーザーだが、一般宅に不法侵入するコンテンツで炎上騒ぎとなったようだ。国内でも炎上系としてへずまりゅうが話題になったが、彼も海外のYouTuberを参考に動画投稿を始めてバズったようだ。手っ取り早くバズるために投稿者が炎上系に流れるのは遺憾である。

―――地獄のようなベンチャー企業

一時期企業が流行に乗っかる形で新卒にTikTokを撮らせて(デジタルタトゥーを掘らせて)見てる側がキツイ空気になるムーブメントがあったが、上記Tweetの企業は企業の行っている業務表記自体が虚偽ではないか?という疑問が滝川ガレソによって紹介されている(ガレソ自体事実確認が不十分である場合があるため真相は不明)。

―――ショートドラマを上手く駆使して宣伝する企業も

ショートドラマと言えば、TikTokカンヌ国際映画祭のコラボ企画「#TikTokShortFilm コンペティション」の第2回で『カメラを止めるな』の上田慎一郎の監督作『レンタル部下』がグランプリを受賞した。

www.tiktok.com

3分にも満たない動画で展開されるストーリーとそのトリッキーさが良い。

下記の保育園キートスはTikTokアカウントにてショートドラマをCMのようにして宣伝している。視聴者層や宣伝効果を上手く活用した例と言えるだろう。

界隈

TikTokでさえ下記のようなスピリチュアル商法まがいが横行しているようだ。YouTube ShortとTikTok、当方何が違うのかもはやよくわからなくないが、CMみたいにYouTubeの宣伝や案件などでは用いやすそうなフォーマットのように思える。

■和室界隈

☟下記は吉田いをん氏のTikTokだが、和室界隈をモチーフにした動画をいくつか投稿している。未だに素なのか演技なのかわからない程のクオリティがあるが、物まねメイクなどを投稿している様子から、憑依型の物まね芸の一種と捉えられる。厳密にはいよちゃんと言う方が吉田いをんに扮している(言うなれば石橋貴明保毛尾田保毛男や宜保タカ子を演じるのと同じ)ようで、男性キャラである吉田いよひろにも扮する(謎)。

www.youtube.com

www.tiktok.com

■読モ界隈

youtu.be

最近でもたまにニュースになるメン地下などと同様、TikTok上でチェキ(1枚1000円以上はする)やファンサービスを行っているのがこの界隈。一昔前から読モという単語があってブームになっていたが、高額なサービスでありつつもユーザーが会いに行って推し活している。はたから見ると地獄の沙汰である。

おすすめチャンネル

■Auditor for Instagram

hypeauditor.com

AIでインスタグラムアカウントがフォロワーや「いいね!」を購入していないかどうか(偽のフォロワー・「いいね!」を判断する)を確認できる。個人・企業アカウント問わずに調べることが可能。

■れてんジャダム

www.youtube.com

元々KUNという配信者のリスナー・企画参加勢だったらしい2人のチャンネル。2人とも引きこもりニートで、YouTubeの収益で生活している。バックバンドの人間がデビューしたような、ジャニーズJr.的な存在。2人が意気投合して同棲し、何気ない日常をアップする動画で、なんとか生きていけるんだなという希望が湧いてくる。
なんだか遅れてきた青春を取り戻しているような気がして、特段企画があるわけではないが、2人共仲が良さそうなのが羨ましい。最近また復活した。

 

以上。