いよいよ卒業論文を学校に提出してきます…
— はじめしゃちょー(hajime) (@hajimesyacho) January 5, 2016
分厚いな…20000字以上文字を書いたのは初めてかもしれない…
長かった…内容はどうであれ、自分的には頑張ってしっかり取り組めたので良かったです…
では…行ってきます pic.twitter.com/H3g1D7mLxT
ダメすぎる pic.twitter.com/J58pAGQPxn
— 和田すばらしい (@sun_happy55555) 2023年12月23日
論文と言えば、大学研究室所属時代やたらJ-StageやらCiNiiを見て回った記憶がある。
技術的な面において、自分ができるかできないかという点は悩む必要はなく、最初は何がやりたいかというところに焦点を当てる必要があった。テーマ探しに苦戦した挙句、頭の中に思い浮かんだキーワードを記録し、関連ワードから記事を探すところから始めた。こういうのが怖いのは、自分が研究してる途中にどこかの団体が真相を究明して解法を提示してしまうことだ。ある意味鮮度が重要だ。
上皇陛下が新種のハゼを発見したというのがかなりインパクトのある記事だったが、やはり教養と意欲のある人は強い。
【魚類研究】上皇さま2種の新種ハゼ発見、英語論文を発表https://t.co/IoNXnU8uRY
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 24, 2021
上皇さまのハゼに関する論文はこれで34編目で、18年ぶりに2種、これまでと合わせると10種の新種を発見されたことになります。 pic.twitter.com/BplyUjA5U4
海外の菌糸類研究者が「この論文の著者と連絡を取りたい」とオファーを投げたら「いや、残念ながらそれは難しいだろう」と即答されて「何故だ?」と聞いたら「その論文の著者はJapanのEmperorだ」と返された逸話を思い出しました。 https://t.co/SHDDv4P65z
— PAICAL (@paical_sws) 2022年8月15日
また、論文と言えば以下のようなエピソードがある。
殺人罪で25年の刑が下り、現在服役中のヘイブンズの論文だ。
高校中退、麻薬中毒で仕事も家庭もない人物だが、服役中に数学に目覚めたことからジャーナルに論文が載るようになったのだ。
関係者の皆様へ、個人的に「Annals of Mathematics」を購読する方法について知りたいのですが、どうすればよいでしょうか? 私は現在、ワシントン州矯正局に25年服役していますが、この時間を使って自分を磨きたいと考えています。今は微積分と数論を勉強しています。数学雑誌の情報を送ってくれませんか? クリストファー・ヘイブンズ
―――「思っていたのと違う」でもそれはそれで発見
卒論を書いているみんなへ
— ごま (@g_z_m_z) 2022年1月17日
「仮説を立てて資料読んだけど思ってたのと違った、詰んだ」という事態に陥ったときには気象庁の記者会見を思い出そう。観測できたこと、そこからわかることを整理した上で、ここまでわかってここからわからないと示せたら、それは充分に誠実な科学的振る舞いなのです。
面白い論文
【ご報告】
— にーやま (@nu_yamaaaaa) 2022年2月18日
卒業論文「男はなぜ注がれた酒を一気飲みするのか : ヘゲモニックな男性性支配の正当性獲得と共謀する従属的男性性」が、立命館大学産業社会学部岡本茂樹奨学金を受賞しました。
バンドマン同士の飲酒実践を事例に、男性間における支配を可能にさせる動的なプロセスについて描いています。 pic.twitter.com/jykKJg650m
絶対オモロい論文みつけた pic.twitter.com/ZyXAfRaIrp
— みずの@ゆる言語学ラジオ (@yuru_mizuno) 2023年5月6日
https://t.co/lF36e6Zxo4
— SnO₂WMaN (@SnO2WMaN) 2023年9月13日
東工大の教養卒論の優秀賞に趙 瑛希; "MADムービーは創作活動として認められるべきか"という謎の論文があるがこれが我々のいうアレと同じものなのか気になる
論文が出版されました。世界中の人が観察&追試できる『世界で最も身近な進化』の事例じゃないかと思ってます!https://t.co/EgynlSVuhM 都市のヒートアイランドはカタバミの葉色を進化させる。Science Adv. (2023)
— 深野 祐也 (@Alien_Evolve) 2023年10月21日
休日でプレスリリースがまだ出ないので、長文ですが以下解説します。面白いです。 pic.twitter.com/CuOtOVMULX
怖すぎる論文を読んでしまった...
— Hiroya Iizuka (@0317_hiroya) 2024年4月23日
■ 論文概要
- タイトル: 羊の皮を被ったGPT:GPTsのリスク
- 発行日: 2024年1月
■ 内容のまとめ
悪意のあるGPTsが、これでもか!というくらい、ユーザーを攻撃する手法を用いてます。
SQL… pic.twitter.com/5Up8bZS11N
何ですか、これは👹 pic.twitter.com/omjEDGoKnT
— ぺんぎん (@KU_suko) 2024年6月18日
パチンコ店でややエロティックな看護師コスチュームを来た若い女性が健診サービスを勧奨したところ,社会経済的に脆弱な人(無職や国民健康保険加入者)が健診を受ける頻度が有意に増加.8228例コホート研究(J Epidemiol Community Health 2018;72:e1)
— EARLの医学ツイート (@EARL_med_tw) 2024年3月25日
物議をかもした研究ですが考察読みましょう pic.twitter.com/u5ATv0awXf
・松尾豊 (2006年) なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか, 人工知能学会論文誌 Vol.21, No.1
人工知能分野のめっちゃすごい先生が書いた論文なんだけど、概要の時点でクソ面白いのズルいでしょ pic.twitter.com/mr1zKAbGUg
— キモチカラ (@intention_power) June 12, 2020
http://ymatsuo.com/papers/neru.pdf
・板屋民子 (1992) 発光する玉子焼にぎり寿司から分離した発光細菌の検討, 食品と微生物, Vol.8, No.4, pp.203-212
「購入した玉子焼にぎり寿司が、深夜に青白く光った」というクレームが入り、調べてみたら、寿司から好塩性発光細菌Photobacterium phosphoreumが単離されたっていう論文。
— こうへい (@acetrigger_99) February 5, 2021
タイトルがインパクトあるし、材料及び方法の第一項が「1. 苦情品の玉子焼にぎり寿司」で笑ってしまったw pic.twitter.com/DvqBy4igDT
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsfm1984/8/4/8_4_203/_pdf
・清水 信宏、南條 創、山中 卓(2017)全ての天皇の誕生日を祝日にすると何日休みになるか, Vol.1, pp.1-13
ワロタhttps://t.co/kEyQOTwjLI pic.twitter.com/5IwrSro7sx
— 鴨川を徘徊する魔女 (@Kamohai_) 2023年4月22日
https://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/2017/emperorsBirthdays.pdf
・Andrew Reid Bell (2021) From Mario Kart to pro-poor environmental governance, Nature Sustainability, Vol.4, pp.376–378
【模索】「マリオカート」に世界から貧困をなくすヒント、ボストン大学の助教授が論文発表https://t.co/0Nl7FteLgr
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 9, 2021
順位が低いプレイヤーほど強力なアイテムが取得しやすいルールに着目。貧しい人ほど手厚い援助が得られる助成プログラム設計について述べた。 pic.twitter.com/N85vLMqv3b
・川﨑 祐介(2019)生鮮な人肉をヒメスナホリムシに与える―観音崎産等脚目・端脚目甲殻類4種の飼育事例, No.28, pp.153-161
知人に紹介して貰った論文、発想が狂気で震えてる。これを掲載する甲殻類学会もイカれてんのよ。
— 棺之夜幟@執筆中 (@yotaka_trpg) 2021年4月22日
「生鮮な人肉をヒメスナホリムシに与える―観音崎産等脚目・端脚目甲殻類4種の飼育事例―(2019,川﨑 祐介)」https://t.co/pnYLl5NL7R
・熊谷 学而, 川原 繁人 (2019) ポケモンの名付けにおける母音と有声阻害音の効果
―実験と理論からのアプローチ―, No.155, pp.65-99
『ポケモンの名付けにおける母音と有声阻害音の効果』という最高の論文を見つけてしまった。 pic.twitter.com/5QlY5NxwfW
— まんちゅう(齊藤アキラ)【結果待ち:国連英検特A級二次試験】 (@manchuu11355) 2021年11月24日
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gengo/155/0/155_65/_pdf/-char/ja
嘘を嘘であると見抜けないと難しい
コロナ禍ではフェイクニュースと思われる情報が錯誤したが、今でも真偽不明のデマに騙されないように政府から注意勧告が与えられているのもよく見かける。
オイルショックを彷彿させるトイレットペーパーの買い占めや高額転売されるマスクなども今や過去の話だ。医学的根拠のない主張をする人は多くいるが、そんな中下記の論文が投稿されたという。
新型コロナウイルスのパンデミックはポケモンのズバットの食用消費と関係があるとする論文だ。明らかに嘘とわかるが、これが正式な論文として掲載されてしまったのだ。
このように内容をしっかり確認せずに掲載、通してしまうことを捕食出版と呼ぶらしい。これは正式に情報が処理されない、処理しない学術誌及び団体を批判しているのだ。
―――ソーカル事件
数理物理学者のアラン・ソーカル氏がSocial Textというポストモダン(構造主義)を扱うジャーナルに寄稿した『境界を侵犯すること:量子重力の変換解釈学に向けて』であるが、実態はデタラメな数式や専門用語を並べただけの怪文書だった。それを編集者が見抜けなかったために査読の審査をすり抜けてしまったのである。
ソーカルはポストモダン思想家の文体をまねて科学用語と数式をちりばめた「無内容な論文」を作成し、これをポストモダン思想専門の学術誌に送ったところ、そのまま受理・掲載された。その後ソーカルは論文がでたらめな内容だったことを暴露し、それを見抜けず掲載した専門家を指弾するとともに、一部のポストモダン思想家が自分の疑似論文と同様に、数学・科学用語を権威付けとしてでたらめに使用していると主張した。
☟原文
https://physics.nyu.edu/faculty/sokal/transgress_v2/transgress_v2_singlefile.html
本人を含む学者たちが嘘と主張したのだが、ある意味では胡散臭く誰も真意がわからないような駄文を批判するのに一石を投じたと言える。彼は『「知」の欺瞞』なる書籍を出版している。
―――ハゲタカジャーナル
著者が論文投稿料(APC=Article Processing Charge)を支払い、だれでも自由に論文を読むことができる、いわゆる「オープンアクセスジャーナル」のビジネスモデルを悪用した雑誌です。
―――データで騙す手法
☟けんけん氏がまとめているnoteだが、視覚情報は一番最初に入ってくる情報であるため、グラフに惑わされて真意を見失ってしまうことが多いことがわかる。
あと思い出すところで言うと、ジョークの一種であるDHMOだ。
DHMOとは、
水酸と呼ばれ、酸性雨の主成分である。
温室効果を引き起こす。
重篤なやけどの原因となり得る。
地形の侵食を引き起こす。
多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
その危険性に反して、DHMOは頻繁に用いられている。工業用の溶媒、冷媒として用いられる。
原子力発電所で用いられる。
発泡スチロールの製造に用いられる。
防火剤として用いられる。
各種の残酷な動物実験に用いられる。
防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後も産物はDHMOによる汚染状態のままである。
各種のジャンクフードや、その他の食品に添加されている。
いかにも危なっかしい物質のように取り扱われているが、正体は水である。このジョークのミソは一つも嘘を言っていないという点だ。
おすすめ論文・文献検索サイト
PDFの英語論文をDeepLを使って日本語に訳して読んでいる方へ。Shaperという便利なサイトが改良され、PDFをコピペした際に自動で邪魔な改行記号を削除してくれるだけでなく、ワンクリックでDeepLのサイトに貼り付けることが可能になりました。素晴らしいサービスに感謝です!https://t.co/9WhVG7zqiu
— Keiji Kobara@「ギャンブル等依存症対策士資格認定テキスト」発売中 (@KeijiKobara) 2021年5月9日
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関連文献
以上。