Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

気分がクソの時に見るアニメ10選①

2022年8月より、アニメ大全と呼ばれる国内のアニメのデータベースとなるようなサイトが設立された。ここでは各アニメにおける放送時期や挿入歌などの詳細情報、1910年代の日本の初期の作品までのデータがあるのが面白い。

animedb.jp

1.人造昆虫カブトボーグ V×V

www.sonypictures.jp

昨年15周年を迎えた作品。子供向けを謳いながらも全編英詩のOP・ED曲。主人公の意味不明な理不尽さ。初回から悪の帝王と対面&正体がバレるなどの展開。今現在ソニーピクチャーズ公式YouTubeチャンネルでアニメが無料公開されている。

www.youtube.com

実は伏線や裏設定が練られていて、子供向けだが大人が見ても面白いクレヨンしんちゃん的作品。

☟現在各サイトにてBlu-ray boxが販売されている(再販前のオリジナルのBDはかなりプレミア価格に高騰していた)。

2.魁!!男塾 

友情を学ぶことが出来る学園ドラマ。あからさまに浮世離れした学園には教育省もビックリ。戸塚ヨットスクールさながら摘発されないのが不思議だが、登場人物が高校生とは思えない風格。高校退学者や端くれ者の集まりで、ヤクザも恐れ戦く戦慄集団。やっぱ前向きになれるし素性が謎の奴が多い。ビーバップハイスクールとかこう言った類のものは今はもう放送出来ない類だろうが、こういう趣向の元気が与えられる作品は絶対必要だ。彼らは不良とは違うのだ。後の日本を担うエリートだ。ちなみに民明書房なる出版社は存在しない。

3.ボボボーボ・ボーボボ

www.toei-anim.co.jp

何も考えずに楽しめるアニメ。ストーリーと言うよりもノリとテンションをパッチワークにして縫い合わせた塊のような作品。紅生姜を食べまるために牛丼があるように、タルタルを食べるために揚げ物があるように、ギャグをするためにストーリーがあるようなアニメである。タルタルを食うためにエビフライがある、みたいな作品。

の割には、これからっていう佳境のときにアニメは終了してしまう。まったく。

4.ギャグマンガ日和

連載25周年になるギャグ漫画だが、アニメ版の方は1話5分と言う破格の速さで、その5分の中に超絶早口のセリフや多くの展開が盛り込まれている。このスピード感とテンポが相まって面白さに拍車をかけているが、実際の単行本を読む限りだとアニメでこんなに早くなるとは思っていなかったが、あのダウンタウンの漫才のようなスピード感あってこそのギャグマンガ日和だと言える。

 ☟『ギャグ日GO 』として新作アニメが2025年4月放送開始予定

www.famitsu.com

5.PANTY & STOCKING with GARTERBELT

newpsg.com

15年越しに2025年にまさかの復活をしたが、相変わらずバカバカしい展開で最高。今の時代でも当時のコンプラの雰囲気で、かつ音楽も当時の音楽のリメイクが多用されていて当時の感覚で楽しめる。まさかの1期のラストの終わりから続編でスタート。
変身時の逆作画崩壊とモンスターを倒した時の特撮っぽい実写、カートゥーンっぽい雰囲気は変わらないままで嬉しい。

6.笑ゥせぇるすまん

abema.go.link

ポップで楽しめる話もあれば、残酷で笑えないトラウマ必須なブラックなストーリーもある。物語の中に先見性もあり、人の心の弱い部分に付け込んでくるのが恐ろしい。でも喪黒福造のキャラクターがどうも憎めなく、愛らしくも思えてしまう。何話も立て続けに見てしまいそうな中毒性がある。

☟2025年、ロバートの秋山を主演(喪黒福造役)としてアマプラで実写ドラマ化した。秋山の体格の良さとガンギまった目が最高。声もそっくりで怪しい感じがソックリ。

7.うる星やつら

uy-allstars.com

最終回も80年代当時のアニメや原作とは異なるが、最後まで各キャラクターを楽しめて、純愛な二人を眺めることが出来る。令和の時代になってもジェネレーションギャップを感じさせない構成になっていて、どの回も賑やかで景気が良い。

8.大友克洋AKIRA

おそらく何度見ても新鮮に楽しめる映画。SF近未来映画ながら音楽がケチャなどの芸能山城組なのもインパクトが強く、躍動感あるアクションの描写が凄く、芸術アニメのような感覚で楽しむことが出来る。
グロテスクな描写も見られるが、圧倒的画力と世界観、多くを語らずにアクションと展開で魅せるストーリー故飽きが来ないのだろう。クオリティは高いのにメッセージ性が強くなく、そういう意味ではサザンのように時代を問わずに楽しめる作品という印象。

9.ファンタスティック・プラネット

猿の惑星』的なポスト・アポカリプス系の話かと思ったら創世記。ジブリのように世界観に圧倒される。家畜として飼いならされている人間が高度な文明を発展させて社会を形成し、復讐する話だが、最後のオチで結構ハッとする。テラフォーマーズみたいな感じ。最後は平和に話が終わってスッキリする。

10.マインド・ゲーム

20年以上も前なのに恐ろしいぐらいインパクトのある作品。実写を交えたアニメで、声優陣も吉本芸人が多くて関西弁なのが新鮮。
気分が落ち込んで鬱屈した時に見ると救われる感じがする。コメディ調というか、アーティスティックな感じが全面に出ているが、人生について考えさせられる良作。

 

以上。