Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

昼集中したい時に聴くアルバム10選②

1.Metabolist『Hansten Klork』

Metabolist – Hansten Klork

ロックともパンクとも、インダストリアルとも言い難い雰囲気のサウンド。肩の力を抜いたThis Heatのような感じ。昼下がり家でのんびり休憩しつつ淡々と何かに勤しむ時に良さそう。

2.Leslie Winer『Witch』

Leslie Winer – Witch

ダウンテンポのビートにスポークンワードが組み合わさったモンド的ながらも洗練されている感じのする作品。

3.Godspeed You Black Emperor!『Lift Your Skinny Fists Like Antennas To Heaven』

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1曲がかなり長い、フィッシュマンズの『LONG SEASON』みたいな作品。ポストロックと言うよりプログレ的な感じになっているが、サウンド自体は割と明るめ。癒しのディストーションが晴れてフェイドアウトしていくエンディングは感動。

4.To Rococo Rot『The Amateur View』

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ラウンジ的雰囲気のテクノ。90年代らしいダウンテンポ作品だが、全く人の声のしないインストモノで、聴き始めるとそのままずっと聴いてしまうタイプの作品。「Die Dinge Des Lebens」なんかはイントロのメロディリフだけで満足してしまう出来栄え。

5.John Mellencamp『Dance Naked』

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打ち込みのようなドラムがかえって良い抜け感を出しているフォークロック。サウンドやリズムはカントリー的な田園風景を彷彿とさせるが、都内国道沿いにある雑居ビルテナントの小さめなホームセンターのようなところで流れてそうな趣も感じる。

6.David Bowie『Low』

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前半の歌モノはどこかカントリーな感じもするロックで、後半のインストモノはアンビエントテイストな作品。この感じがブライアン・イーノっぽいと思ったら普通にイーノが携わっていることに気付く。

7.Genesis『Foxtrot』

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昼聴きたいプログレプログレはシリアスな気分になれるから最高。複雑すぎないメロディでギターの音色もすべて程よい雰囲気で良い。

8.Beautiful Assassins『Preamp』

Beautiful Assassins – Preamp

何故か日本語の女性ボイスが時折入ってくる。なんとなくNINとかMeat Beat Manifestっぽい。最初はアンビエントとかダウンテンポかと思ったがEBMとかインダストリアル要素もあってレイヴっぽい。でもヒーリング的な雰囲気が依然としてあって人の声もしつこく感じないので聴けてしまう。

9.Talking Heads『Fear Of Music』

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ポップさはありつつもシリアスなのがトーキング・ヘッズ。「Life During Wartime」とか若干ディスコっぽい。「Memories Can't Wait」とかカッコ良いダークさ。

10.Date Of Birth, Deb『FA LA LE RA』

Date Of Birth, Deb – FA LA LE RA

「Don't Drag Me Down」から90年代っぽいオルタナ感のある一昔前の美容院で流れてそうな感じの曲。以降はドラムンベースだったり、クラブっぽくならない程度にオシャレなラウンジ感、トリップホップ的な曲が続く。駅ビルの商業施設のテラスの解放されたカフェとかで聴きたい雰囲気。

 

以上。

最高に跳べるアルバム10選⑯

1.James Blood Ulmer『Black Rock』

Black Rock

黒人音楽及びそのリズム感やセンスが感じ取れる最高にロックな作品。その最たる曲が「Black Rock」。うねるベースに炸裂するドラム、ボーカル。

2.Goa Gil『Har Har Mahadev』

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全体的にインド奥地の洞窟の底で日を灯してひっそりと踊りたいゴアトランス作品。レイヴのような激しさはなく、瞑想的なトランスに陥りそう。

3.General Dub『Battles 2042-2066』

General Dub – Battles 2042-2066

ずっとダブテクノが流れる。IDM的な雰囲気で、ジャマイカ的な温かさや陽気さはない、インテリジェンスを感じさせるようなサウンド。日射しではなく、コンクリートや金属のシックで冷たい印象を受ける作品。

4.Beat International『Let Them Eat Bingo』

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ノーマン・クックによるダンスミュージックグループ。サンプリングの嵐とビートが後のビッグ・ビートを彷彿とさせるが、どちらかと言うとヒップホップのようなライトな雰囲気。とにかく愉快でバラエティに富んでいる。

5.Emine Cömert『Horon』

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冒頭からもう始まってるパーティに顔を出すかのように、割とスピードの早い民族音楽が流れる。トルコ北東部の伝統舞踏音楽ホロンというものらしい。

6.Pat Thomas & Kwashibu Area Band『Pat Thomas & Kwashibu Area Band』

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南アフリカのトライバルなサウンド。ダブみたいなレゲエのような雰囲気があるが、アフリカダブさんブルな雰囲気。パーカッション少な目で、ジョージ・ベンソンさながらのギターの音色が心地良い、最高のチル作品。

7.Luscious Jackson『Natural Ingredients』

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モンド寄りのトリップホップと言う印象。『Screamadelica』のようなクラブ寄りのロックみたいな感じもする。ダウンテンポにしてはダンサブルで、ハウスやヒップホップと言う感じでもない独特な雰囲気。

8.Muhammad Ali & The Ali Gang『The Adventures Of Ali And His Gang Vs. Mr. Tooth Decay (Volume 1)』

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謎のアリコールの歌を開幕にして以降ラジオを聴いてるかのような感覚。英語で何言ってるか不明。度々アリの名が挙がるのと、子供の教育番組的な穏やかなムードが漂う。

9.Killer Bug『Killer Bug』

Killer Bug – Killer Bug

高架下で何かやってるかのような残響。時折バックで流れてるスピーカー音源みたいなJ-POPもエモい。ふざけて叫んでるようなシャウトも時折入ってくる。2曲目のライブパフォーマンスでは伸びやかなノイズ。

10.Burqa Boyz『Miami Arab Emirates』

burqaboyz.bandcamp.com

北アフリカリビアの音楽グループの作品。音割れ気味でトライバルでハイな表題作も最高。アフリカ的なリズムとクラブチックな雰囲気が融合してイルでサグな作品に仕上がっている。

 

以上。

チルできるエレクトロニック10選⑦

1.Note『Impressions Of A Still Life』

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シンプルなのに最高におしゃれで上品。「Don't Look」「Cold Night」は90年代のインテリジェンス・ドラムンベースのような雰囲気でシンプルでラウンジ感がある。空港付近のホテルのラウンジで流れてそうな優雅な感じで、赤坂やら銀座のブティックで流れてそう。

2.eureka!『Sci-Fi-Fi』

EUREKA! / SCI-FI-FI

エレクトロなラテンジャズにボサノヴァを展開する作品。どこかFPMっぽい感じもするが、それよりはまったりとしている。ネオ渋谷系っぽい2000年初期の雰囲気。

3.Tatsuhiko Sakamoto『RAI Nuovo Repertorio Editoriale Italian post-moderno library 1985-1989』

Tatsuhiko Sakamoto RAI Nuovo Repertorio Editoriale Italian post-moderno library 1985-1989

イージーリスニングの極み。それ即ち癒し。イタリアの公共放送局で、1984~1992年までLP、1991年頃~1996年まではCDで放送局用のライブラリーとして制作されていた楽曲コンピ。参加ミュージシャンやコンポーザーも有名無名多岐に渡るそうだ。USENのようにただ流しておくだけで様になる音楽。無機質な感じというか、シンプルな感じ。ウェザーリポートのようなシンセミュージックが教育テレビのような安心感がある。

4.Tagomago『ASAP

ASAP TAGOMAGO

IDMっぽいインダストリアル感がありつつも、初代PSPPS2のアトラクションゲームのようなポップな雰囲気は残っている。かと思えば「Forget Forgot」以降は実験的な雰囲気であまりポップさは無い。

5.TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND『music laundering』

Technoboys Pulcraft Green-Fund – Music Laundering

YMOみを禁じ得ない2006年作。「Cold Water」とかボーカルが細野晴臣高橋幸宏の中間のような雰囲気でトラック自体も『テクノデリック』の音源みたい。「KARMA」とかスタイリッシュでカッコ良い。

6.The Orb『Adventures Beyond the Ultraworld』

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Aphex Twin以前より活動していたアンビエント・テクノのグループ。「Little Fluffy Clouds」はあまりにも名曲だが、シンプルな音数で美しい宇宙を体感できる2枚組作品となっている。「Spanish Castles In Space」とか完全環境音楽。1曲が長く、どこかの天文館やら科学未来館で流れてそうな雰囲気が最高。

7.June Chikuma『The Midas Touch』

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ボンバーマンシリーズの楽曲提供をしている作曲家の方の作品。Vaporwaveみ溢れるコンピューターサウンド。煌びやかなシンセがインスタレーション的。

8.Bearchild『Integumentary』

bearchild1.bandcamp.com

インテリジェンス・ドラムンベース。音が水面、水中で遊んでいるようなサウンド。シンプルなのに音が独特で面白い。

9.Franco Nanni『Elicoide』

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ミニマリズムアンビエントだと思って聴いていると、途中から現代音楽のような章があるような展開を持つ楽曲「Linfociti」が出てきて、怒涛の変化に驚く。

10.Midlife『Chourus』

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フュージョンチックなスペースディスコ。ラウンジ感があってシックな雰囲気。80年代感があってナイアガラ系のようなシティポップさや吉村弘のような雰囲気も感じる。

 

以上。