記事は「読んで面白いかどうか」が目的であって、ネタや構成をどうするか、どんなノリで何を使って書くかは手段なので、最終目的さえ達成できれば何でもいい。
— 石田賀津男/Katsuo Ishida (@wis_Arle) 2024年5月14日
トリビアの泉は今でも復活してほしい番組だし視聴率だって高視聴率だったのになぜ?という疑問が残るが、予算の関係だろう。こういう馬鹿なことを博識な有識者を交えて検証するというのを今やYouTuberが真似事のようにやっているが、ガチではない。本気でトリビアの泉のようなことをやるYouTuberが出てきたら面白いはずなのに、テレビであれをやったからこそ面白かったのではと言う疑念も払拭できない。
ここでは、主に馬鹿なことを検証するトリビアの種的な記事を多く集めているので、暇な時に読んで知的好奇心を高めて欲しい。
1.カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察
カイジの鉄骨渡りについて建築的、技術的側面から指摘をしているブログ記事。最新の建築技術に対する興味を煽る内容になっているが、そもそもカイジのこの巻が出た際にはこんな建築技術は国内は愚か世界を見てもなかったのでは?とも思う。電流鉄骨渡りに関電工が絡んでるとする考察は面白いし、こんなことにどれだけ金をかけているんだという帝愛の財力も凄い。
2.ビッグサンダーマウンテンに乗って尿管結石が出た人続出…実証研究で排石率は先頭席12.5%、最後部席63.9%
タイトルだけでワロてる🥹 pic.twitter.com/vNH5J7mtC1
— 闇の子 (@somewhere_med) 2023年10月13日
馬鹿らしくも画期的に効果が見込める点ではイグノーベル医学賞受賞と言うのは納得がいくが、タイトル出オチである。振動やGが掛かることで尿路が揺さぶられ、結石が排出されるというアナログな手法ではあるが、健康診断感覚で年に何回かディズニーランドに行けば良い感じに早期発見につながるのではという気がする。
ジェットコースターに乗ると64%の確率で尿路結石が排出される.後部車両に乗った方が排出率は高い.ディズニーワールドのビッグサンダーマウンテンでシリコン尿路モデルを用いた研究(J Am Osteopath Assoc 2016;116:647-52) pic.twitter.com/M5PMkq3sqz
— EARLの医学ツイート (@EARL_med_tw) 2023年10月14日
尿管結石を抱えたままビッグサンダーマウンテンに乗れるような大人に自分もなりたい。 https://t.co/UV5H4GPb7k
— まことぴ (@makotopic) 2024年11月2日
3.外務省ウェブサイト「ODAちょっといい話」
アフリカ在外公館から届けられたエピソードがPDF形式で多数掲載されているサイト。PDFの文字がコロコロコミック並みに大きい。エピソードもPDF1枚ほどに短くまとまっていてすぐ読めるものが多い。
外務省ウェブサイトに「ODAちょっといい話」という読み物コーナーがあり、ほう…と思って読んでみたら
— 森川真 (@mmww) 2023年7月12日
「筑波大のナイジェリア人院生が茨城県内で財布を拾って警察に届けたエピソードをSNSに投稿したところ、ナイジェリアでバズりまくって大統領から表彰された」
というガチのちょっといい話を知った。 pic.twitter.com/6W4pfGdWYy
4.誘拐犯からの手紙、何の切り抜きで作ると一番怖くないのか
今時もう新聞の文字の切り抜きで作成した誘拐犯からの手紙なんて見ることはなく、もはやコラージュ川柳でしか見ることが無くなってしまった。『an・an』の切り抜きでは「3千万円」と言う字のsanzenmanenに堂々と「an・an」が使われており、それだけで雑誌を特定できてしまって面白い。『ゼクシィ』も面白い。その他もネタに走った感があるが、その雑誌ならではの個性が溢れた誘拐メッセージが出来ていて面白い。
5.マッチングアプリ列伝
多数のマッチングアプリを利用した出会い厨仕草も面白いが、Tinderの位置情報をモスクワに移して現地の人からロシア情勢について伺うという発想が凄い。Tinderは国家の情報統制を逃れているらしい。
後半のロシアのくだりはすごいな。Tinderにそんな使い方があるとは。コタツ記事書いてる連中は見習ってくれ
6.ワークマン「職人を軽視してる」批判は本当なのか
ワークマンが作業服屋からアパレルへと認知してもらうべく一般消費者向けにイメージ戦略を立てた結果、従来の利用者であった職人の方々からの意向を無視しているのではというような諸刃の剣のような事態に。かのユニクロもユニクロのタグをちぎってユニバレしないようにして身に付けられたり、イメージの改善あって現状があるということだ。
ワークマンと言えば、フランチャイズオーナーになって夫婦で緩く稼いでアーリーリタイアできれば良いと考えた矢先に年収2000万になってしまって忙しいという話がどこかでまとめられていた気がする。
ワークマンは本部に渡す割合が固定なんだそうですね。ですから、売れれば売れるだけ儲かると。
— /theo825// (@teo825) 2020年12月10日
また、ワークマンは必ずご夫婦でお店を始める仕組みだそうで。ですから人生設計と照らし合わせて、続ける、止めるを夫婦できちんと話し合って決められるんですね。理想的会社。https://t.co/f91QCEhrZ7 pic.twitter.com/hoErDHE9do
7.「刺身にわさび」はいつからか?
普通に書籍にしても良いぐらい話の流れがまとまっていて読みやすい。醤油が味噌の製造過程の失敗によって生まれた副産物だというのは興味深い。そもそも昔の刺身の薬味と言えば生姜であったという話もあり、山葵と醤油の誕生は江戸より昔から存在していて、山葵については遥か昔の飛鳥時代、醤油は鎌倉時代に生まれたとある。そもそも刺身自体はいつ誕生したのかについても触れられ、途中、山葵と刺身の出会いは室町に見られたという記述があるが、明確に山葵と醤油がであった時代がいつ頃なのかは不明。
8.退職代行モームリ 実績報告
ある意味、落ち込んでいる時に読んだらさらにずんと気が重くなりそうな内容ではある。ただ退職代行でも使わない限り退職がしづらいだろうという案件も多く、シャーデンフロイデではないが、ある意味天秤にかけて頑張ろうという感じにはなる。
退職代行モームリさんの実績報告という名の業務ブログ、めちゃくちゃ面白くて毎日楽しみにしてる。 pic.twitter.com/LH2pr1TCOZ
— がんばらない_MTG垢 (@ganbaranai_mtg) 2024年5月30日
うれしいです。 https://t.co/PsRPEPdCc6
— 退職代行モームリ (@momuri0201) 2024年6月1日
【衝撃】退職代行サービスの社長が忘れられないエピソード告白「新入社員が他社の退職代行で退職」https://t.co/onbHrX3QOU
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2024年5月22日
「どちらかと言うと嬉しさが勝ったというか。自分が作ったサービスがマネされて、しかもウチに来たという。この“広まった感”というか。何の怒りもなかった」と話した。 pic.twitter.com/12uqwcGLsp
9.排水口からザー〇ンの臭いがする
ブログ主の記事を読むと結構お役立ち情報とか生活向上系のものが多いが、最も読まれている記事がこの記事のようだ。タイトルホイホイである。
男であれば共感できるであろう内容。排水溝だと蓄積して詰まりを起こさないか不安なものだが、トイレだと長すぎると違和感があるが、風呂なら単なる長風呂として捉えられがちなので自然である。この夏の時期、個人的に思うのが、水に流せる制汗シートがあればと思う。外歩き、汗かき、トイレで体を拭いて、それを捨てるゴミ箱があればいいものの、ない。水に流せるティッシュペーパーはあるが、制汗シートでその類を見ないのであったら教えて欲しい。
https://t.co/wxoUPNtrOM
— 餅 月曜日 東ワ08ab (@a_myth_girl) 2024年6月29日
面白すぎるだろ pic.twitter.com/ZWEtFs5GCO
10.「運動中に水を飲むな」という昭和の教育は日本軍起源説は本当か?
運動中に水を飲むな論争は今や間違った説として広まっているが、その発端はなんなのかということについて論文が如く詳細に調べられていて興味深い。そのルーツは戦前から運動理論として記されていたようだ。
戦後の60年代には、ただ水を飲むのではなく節水して少量を飲む、または塩や砂糖を含んだ水を飲むことで発汗を抑えて、ひいては疲労を抑えるとあり、80年代には日本初のスポーツ飲料のポカリスエットが発売され、運動中に水を飲むことについては肯定的である。
結論としては、日本国内でスパルタ的な運動中の水分摂取の禁止がここ最近まで伝わっている根源はアメリカから伝わったスポーツ理論であったとして、80年代にはその理論が間違っていると反論する意見もあった。ではなぜまだ覆されなかったのか?については、間違って教わった世代がまた間違って教わってを繰り返した結果なのかと憶測する。
以上。