Patchwork Dream

随時、記事の加筆・修正または再掲載します。

最強のビート・テープ10選②

1.Silo『In the Moment - EP』

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シンプルで上品なビート。青山のこじんまりとした雑貨屋・花屋で聴きたい。

2.Little People『Mickey Mouse Operarion』

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ピアノやオルガンを主としたビートで、ドラムも生に近い音源。攻めたタイトルだが内容はシリアスな雰囲気で、チルアウト過ぎずクラブ程アグレッシブでもない。

3.Ogawa & Tokoro『惑星探査-Planetary Exploration-』

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和風テイストなシンセにlo-fiなリズムマシンという構成。夕方スーパーで流れていそうな雰囲気。いわゆるヒップホップ的なビートではないものの、アンビエントニューエイジに近いサウンドに心地よいビートがお訪ねしている感じ。

4.Byson『Konbini』

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タイトルはコンビニだが、都内のオシャレな百貨店やショップでウィンドウショッピングしてるときのような贅沢さがある。Vaporwave感が強い。

5.Jinsang『Life』

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1曲1曲の尺は短いがジャケのような自然の中で聴きながら昼寝したいぐらいにはのどかなビート。虫かごに自然の空気感と思い出の空気を詰めたサンプリングミュージックという雰囲気。

6.Franz K Endo『All in good time』

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Franz K Endo - All in good time

YoutuberのFranz氏の作品。内容的にはヒップホップというよりはテクノ系。ビートモノやラップが乗ったボーカル物もあり。

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7.Tanda『MF DOOM X TATSURO YAMASHITA』

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MF DOOM山下達郎という意外な組み合わせでマッシュアップしたビート作品。山下達郎をFuture Funk化するサンプリング手法はあったが、ヒップホップとしてビートに取り入れているのは珍しい気がする。

SoundCloudではECD山下達郎の楽曲に載せてフリースタイルを披露している。

soundcloud.com

―――Type Beat(タイプビート)について

note.com

☟下記はASAP TAKAHASHi氏のYouTubeチャンネルだが、多くのマッシュアップ・タイプビートが作成されているが、一時期のBUBBLE-B氏のようで壮観である。

www.youtube.com

8.Terror Danjah『Invasion』

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海外の自主製作映画、B級映画のBGMとして流れていそうなビートが並んでいる。近年、YouTuberが動画の終わりにリンクを掲載すると共にこのようなビートが流れていることが多い。

9.奥脇鉄球『砂漠の音色』

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野性的なビートが特徴的なイルビエント・ジャズ。DJ Krushっぽい。狂ったカジノバーで流れてそうな見え隠れする狂気と躍動するビート。

10.Various Artist『Yu』

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不動産のデザイナーズ物件・リノベーション物件のPR動画で流れてそうなおしゃれで無機質なBGM。1曲1曲が短いのでいろいろと聴くことが出来る。lo-fiヒップホップ的なアプローチではあるが、Nujabesのようなオシャレさや洗練された空気感が漂っている。多分ここはコンクリート壁の無彩色の広さが感じられる物件を内見中といった感じ。

 

以上。

おすすめの実験音楽10選④

1.Costin Miereanu『Luna Cinese』

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あの世からお迎いが来た時に流れてそうなポスト走馬灯の世界のBGMっぽい。本編が始まると思って待っていたらその音の地続きが本編だったというまるで人生のような作品。

2.Klein『Cave in the Wind』

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クラシカルでアンビエントな雰囲気ながらも実験的な要素が多い。「Faith in a mirror」は突然動き出す敵のように突如音が襲いかかる。

3.Basil Kirchin『Basil Kirchin Is My Friend』

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様々なジャンルを含んだ作品で、冒頭は謎のインタビューから始まる。感覚的にはジャズやソウル、ボサノヴァ的な印象が強く、昔のイタリアのカルト映画のBGMっぽい雰囲気。

4.Luc Ferrari『Didascalies』

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ピアノやヴァイオリン、その他の楽器が雪崩のように押し寄せて終始鳴り響く。一部を切り取れば映画のワンシーンのような音楽だが、一歩過ぎれば大惨事のような、目まぐるしく変化する展開が分裂的。

5.Semool『Essais』

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人が横経っているシンプル過ぎるジャケにディープ・ウェブのSuicide MouseのBGMを薄めたような音が永遠と続いている。腐った気分のときに聴くとヤバそう。

6.Felicia Atkinson『Everything Evaporate』

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ドローンの上に載せられた子守歌のようなボイスが心地よい表題曲に、打楽器とその響きで空間を埋めているような「I Can't Stop Thinking About It」は瞑想的。全体的にエッセンスとしてボイスが散りばめられている。

7.Reptilicus And The Hafler Trio『Designer Time』

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インダストリアルという雰囲気で楽しむことが出来る。深夜徘徊のBGM。人気のない夜道を当てもなくただ腐りきって彷徨うようなときにはトランスできる。

8.Hangedup & Tony Conrad『Transit of Venus』

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インストのパンクと前衛ヴァイオリニストとの融合で最高にカッコ良い。もはやロックのように盛り上がれず真顔で見つめることしかできないが、芸術作品を見ているような感覚になる。テイスト的にはロックだが、クラシックを嗜む感覚で味わうことが出来る。

9.Jean-luc Godard『Nouvelle Vague』

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映画界の巨匠ジャン・リュック・ゴダールの音楽作品。耳で聴く映画という感じがするが、映画丸っと1本分の尺がある。セリフとBGM、静寂すべてが詰められている。

10.Beatriz Ferreyra『Echoes+』

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スキャットに誇張し過ぎたエコーやディレイを重ねることで音楽っぽくしているがメロディやリズムはない。夜中の学校で探索してるときにこれが音楽室から流れていたら"何か"を察知してすぐさま退散するような鬼気迫る怖さがある。

 

以上。

優雅な昼過ぎを味わうための作品10選②

1.Bruno Pernadas『Those Who Throw Objects At The Crocodiles Will Be Asked To Retrieve Them』

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港区の昔ながらの喫茶店で窓際に差し込む日差しと雑居ビルを眺めながらひと時を過ごしたいような作品。

2.Mild High Club『Skiptracing』

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くぐもった感じのボーカルにシンセの音楽。眠たくなるような雰囲気だが、一昔前のアーケードのゲームセンターが併設されたデパートの屋上でコーヒーでも注文居ながら白昼夢を見ているような感覚。

3.Poor Vacation『Poor Vacation』

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シティポップのシンプルで落ち着いた楽曲を基調にした作品。デパートやショッピングセンターで流れているようなシンセミュージック感があるが、決してチープではない。タイトル通り、リッチでないにしても優雅な休日を過ごすような感じがして良い。

4.José Feliciano『Feliciano!』

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ラテン的なギターとストリングスが最高。うっとりするぐらいの伴奏とボーカルで、何かしたいが何もしないで落ち着いて休もうかという気分になる。実家に帰って来た時のような安心感と安らぎのある「In My Life」最高。ソファで横になって何かを考えながら眠りにつきたい。

5.Fabiano do Nascimento『Ykytu』

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シンプルなアコースティックギターに、効果音的な電子音やボイスがエッセンス的に乗っかっている。ラテンの風を感じながらそのままゆっくりと眠りに入るときに聴きたい。ヒーリング効果がかなり高い。

6.TortoiseTNT

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ドラムの下地に徐々にギターが入っていって楽曲になっていくのが良い表題曲。響き渡るギターが良いし、落ち着くテンポを有していて、シンプルな作風ながら惹き込まれる。移動中など作業中ではなく、寝るときやもう何もしないときに流して入り浸りたい作品。

7.Jay Som『Everybody Works』

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海辺に近いクラブハウスで聴きながらまったり過ごしたい作品。ひと夏のリゾートバイト先のたまの休日に聴いて充実感を味わいたい作風。ボーカルが催眠効果があるのか、音色のしっとり感なのか、爽快な気分で風を感じながら眠りにつきそうな勢い。

8.The Velvet UndergroundThe Velvet Underground - 45th Anniversary: Deluxe Edition』

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全体的にギターとボーカルのみのシンプルな構成。ドラムがないだけでここまで子守歌のように心地よい雰囲気を醸し出せるものなのか。まだ明るい外の景色を眺めながら今日はさんざん仕事・遊びやったし、休もうという気持ちにさせてくれる。

9.Oren Lavie『Bedroom Crimes』

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しっとりした雰囲気のバラードメインの作品。全体的に美しく感傷的な気分に浸ることが出来る。暗めだが癒されるピアノの音色やボイスが良い。「Breathing Fine」が最高。

10.Wouter Hamel『Hamel』

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オシャレなジャズで土曜日に青山周辺で意識の高い休日を過ごすのに最適。晴れた日が似合うオシャレで明るい作風。「Cheap Chardonnay」の一日がスタートする感じが良い。

 

以上。