1.Yoshiharu Takeda『Before The Blessing』
アンビエントテイストな浮遊感のあるクラシック。エモいコードに少ないパーカッションでベースもない中でクラリネットの音色が映える。
2.Ironomi『琹の葉 Kotonoha』
美しいピアノの旋律。ジャケの緑も良い。完全ヒーリング音楽。この曲に集中して何もしないでいたい。
3.Brendan Eder Ensemble『Therapy』
「Aphex Twinなら室内アンサンブルと教会オルガンを使って何をするだろう?」という問いから始まった極上の天上音楽、とのこと。たしかにアンビエントワークスのような雰囲気で、ビートはないもののサウンドは近しいものを感じる。
4.山田耕筰『長唄交響曲「鶴亀」/交響曲「明治頌歌」/舞踊交響曲「マグダラのマリア」(東京都交響楽団/湯浅卓雄)』
かなり和風テイストな現代音楽。歌舞伎の演目を見ているような感じで、語りや三味線、拍子木などの音が栄える「長唄交響曲「鶴亀」」も面白い。現代音楽として聴き応えのある「交響曲「明治頌歌」」も良い。
5.Igor Stravinsky, Teodor Currentzis, MusicAeterna『Stravinsky : Le Sacre du Printemps』
『春の祭典』は名曲だし、この盤は何せ音が良い。音に迫力があってストリングスにパーカッションの音と残響、最後まで最高の音で楽しめる。
6.Third Coast Percussion『Between Breaths』
ミニマリズムな鉄筋の音色が美しくて心地よい。インスタレーション的でジャケも相まって雪景色を彷彿とさせる感じがする。いつ聴き始めても良い。
7.Philipp Rumsch Ensemble『Reflections』
管楽器がバックでうっすら鳴りながら、ビブラフォンとコーラスが前方に出ている「Part I」は朝ののんびりした時間に聴きたい。「Interlude」では何かが始まる全長のようなスリラー的サウンド。「At Your Enemies」はジェイコブ・コリアっぽさを感じる歌モノ。
8.Darius Milhaud『Milhaud: Orchestral Music』
弦楽とコーラス。そしてピアノと弦楽。昼下がりの日差しの入るカフェで流れていたら時間が忘れるくらいにくつろいでしまう音楽。まさに気持ちが凪の時に聴きたい感じの曲。
9.Amaro Freitas『Y'Y』
ジャズという域を超えてトライバルな雰囲気が展開される。パーカッションとピアノ、マリンバの音色、リバーブの響きと間が良い。ジャズというよりモダンクラシカルな印象。
10.Silvius Leopold Weiss『Weiss: Lute Sonatas, Vol 7 - Nos 15 & 48 /Barto』
リュートという弦楽器による作品。リュートのみでシンプルながらも音の響きが美しくて哀愁がある。寂れた喫茶店でセンチな気分になったときに聴くと様になる。