1.西村虚空『虚鐸』

虚無僧となり、10年に渡って全国を托鉢する尺八奏者となった西村虚空の作品(録音は64年)。尺八の管を長くした楽器「虚鐸(きょたく)」を製作し、作品では氏の虚鐸の演奏を聴くことが出来る。リコーダーのアルト、ソプラノがあるように、虚鐸は尺八より長いため音に深みがあって若干低い音が出ていることがわかる。禅仏教のメロディーという感じで、シンプルながら緊張感がある。
2.Roland P. Young『Istet Serenade』
ジャズと言うよりアンビエントに近い浮遊感。サイケデリックなサウンドがどこかインドのようなトライバル感がある。
3.Lil B『Rain In England』
たしかにラップだが、ビートが存在せず、アンビエントのようなヒーリング・ミュージックが全編に渡って流れており、その中で浮遊感のあるラップ(というよりポエトリーリーディングのような)が乗っかっている特殊な作品。
4.DJ Gigola『Fluid Meditations』
ヒーリングトラックに語りが乗っかている。中盤以降、「Stream State」辺りからビートのあるアンビエント・トランス的トラックが続き、クラブ色が増す。
5.FUJI|||||||||||TA『Live at Epsilon Spires』
ドローン的作品。「Voice With Organ」なんかはチベットとかの僧がお経を唱えているような雰囲気でより瞑想っぽい感じがする。「Sho With Organ」は音色としては雅楽のような雰囲気。
6.Lola Kiepja『Selk'nam – Selk'nam Chants Of Tierra Del Fuego, Argentina』
アボリジニの方のスキャットのみで構成されたアカペラ作品。静寂の中に民族的な声が響く。複数人でスキャットでしている訳ではなく、一人で複数パターンの独特なリズムのアカペラを歌っている。
7.Various『Tibetan Buddhism: Tantras of Gyütöby Explorer Series: Tibet』
40分強もある「Sangwa Düpa」は喉歌のような、仏教的な音楽がひたすら続き、楽器の類は一切鳴っていない。「Mahakala」で金楽器のような音が鳴っているが、バックで例の喉歌が流れていて、より静寂度合いが増す。かつ、お寺の中でお祈りしてるような静寂さというか、緊張感が出てくる。
8.Pauline Anna Strom『Trans-Millenia Music』
ジャケの朝焼けのような感動的なおーぷ「Freedom At The 45th Floor」からシンセを用いたニューエイジ。どこかスピリチュアルな印象がある。RPGのBGMのような「Mushroom Trip」もドイツっぽいテクノサウンド。ミステリアスな「Rain On Ancient Quays」とかも水も滴る綺麗で危険なサウンド。
9.Deuter『Cicada』
「From Here To Here」からのどかな自然の中で仲良く野外で朝食をとる家族や子供たちのような平穏なシンセミュージック。「Haiku」はタイトルのごとく和風テイスト。笛の音に琴の音。寺院の中で流れているような音楽。「Alchemy」もうっすら笛の音が聴こえる中、煌びやかなガムランのような音が鳴っていて、人の声のようなものも時折聴こえる。瞑想にも良さそう。
10.L. Subramaniam『Le violon de l'Inde du Sud』
ずっと想像通りのインドの寺院のBGMみたいなのが流れる。カーナティックというインドの古典的な音楽らしい。
以上。