1.Various『The Fire This Time』
湾岸戦争の歴史とその後のイラクに対する経済制裁の影響に関する音声ドキュメンタリー。映画監督グラント・ウェイクフィールドのプロデュースで、テクノ・エレクトロニカ系ミュージシャンが多く参加している。ホワイトノイズと一定のビートを刻むPan Sonic『The Whore Of Babylon』も良いし、Aphex Twin『Say Hello To Allah』もハードコアで良い。
2.Henry Rollins『Get In The Van』
ハードコアパンクバンドのブラック・フラッグのメンバーであるヘンリー・ロリンズが、同バンドに加入してから辞めるまでの回想録をつづったオーディオブック。ペーパーブックでも出版されているようだが、こうして音声でもリリースされているのはミュージシャンっぽいし、Audible感覚で聴ける。
3.Headache『The Head Hurts but the Heart Knows the Truth』
シリアスな雰囲気のニュースやドキュメンタリーのBGMのようなビートの上に英語の朗読的音声が乗っている。ビートをVegynが作成し、詩をHeadacheが作成したようだが、この人物が謎過ぎる(架空の存在とされるようだ)。
4.Laurie Anderson, Tenzin Choegyal, Jesse Paris Smith『Songs from the Bardo』
いきなり語りから始まる「Homage To The Gurus」では、後半からクラシカルなストリングスがBGMのようにうっすら入ってくる。「Brilliant Lights」は仏教的ドローンの上をスポークン・ワードが乗っかっていて瞑想に良い。
―――スタンダップ・コメディ、スケッチ・コメディー
下記記事で例えると、鳥肌実や綾小路きみまろがスタンダップ・コメディ、スネークマンショーやスーパー・エキセントリック・シアターなどがスケッチ・コメディーにあたる。
5.Scharpling And Wurster『Rock, Rot & Rule』

ラジオコメディデュオによるCD。日本で言うスネークマンショーみたいなものか?
ひたすら誰かの電話を盗聴しているかのような会話のやり取りが行われている。
6.Lenny Bruce『The Sick Humor Of Lenny Bruce』
ユダヤ系アメリカ人のコメディアン。英語はわからないが、場を沸かせているのは伝わるし、緩急が凄い。タブーをものともしない姿勢で語る様が評判だったらしい。
7.Jimmy Lynch『Nigger Please』
向こうの国のコントCDみたいな感じだろうか。こっちでいうコサキン的な感じか?オーディオを通したコントっていう意味ではスネークマンショーか?
ジミー・リンチと言えば、ヒューマン・トルネードいい映画だったな。最高傑作だし笑った。
―――ラジオ・ドラマ
8.望月峯太郎、暴力温泉芸者『座敷女 MAGAZINE CD』

1996年、TBSラジオで放送され、聴取者を恐怖に陥れた連続ドラマ「座敷女」を完全収録したCD。リミックスではぶっ壊れた本編の録音テープを高速再生したり巻き戻したりして遊んでるような雰囲気のミュージック・コンクレートで、なんなら本編よりも怖い内容。聴く静寂くらい静かなのでいきなり音やノイズが流れるシーンはジャンプスケアのような感じ。
9.Shelley Hirsch『O Little Town Of East New York』
Tzadikレーベルからのリリースで、うっすらしたBGMの上で何やら喋っていて、1曲というより1パートが1分前後でかなり短い。「The Aida Song」はまるっと歌モノで、その他オノ・ヨーコ的なボイスパフォーマンスっぽい部分やらカオスで埋め尽くされているが、基本音楽よりボーカル中心。ただ淡々と語るスタイルではなく、抑揚があって様々なアプローチがあって良い。
10.Chris Morris『Blue Jam』

アンビエントなトラックをBGMにしたシュールでタブーを度外視したコメディ・ホラー系のラジオドラマ。英語なのでよくわからないが、聴いた感じ海外のラジオを聴いている感じで、スネークマン・ショーに近いのかもしれない。
以上。