1.Kroi『telegraph』
たまたま入ったラーメン屋で流れていたことで知ったが、近頃は昭和歌謡に紛れて小林右京を流すような居酒屋があるので侮れない。「Drippin' Desert」の中毒性とテンションの上げ方が凄い。朝というより夜からのスタートという感じだが、朝聴いてもフレッシュに聴ける。
2.Omar S『You Want』
冒頭からボイスサンプルをイントロとしてビートが始まり、ハウスが流れる。1日を始めるには最高な朝向けビート。ジャジーながらうるさくないオシャレなサウンドで作業が捗りそうなハウス多め。
3.Swing Out Sister『It's Better To Travel』
「Breakout」からホテルの朝バイキングのような、ショッピングモールで優雅にウィンドウショッピングしているような穏やかで落ち着いていてかつオシャレな感じが良い。スタートダッシュに拍車をかけるというよりは落ち着いて気を取り戻すようなオシャレで洗練された空気感が渋谷系のサウンドに似ている。
4.Pabst『Crushed by the Weight of the World』
こういったガレージパンクのサウンドを聴くと下北沢当たりの古着屋や美容室にいる感覚になる。どこかヒッピーのようなチョイ悪な雰囲気とディストーション掛かったサウンドの中で叫ぶような歌がやる気に火をつけてくれる。
5.Dalton, Dubarri『Success & Failure』
冒頭「Success & Failure」で朝の目覚めのような西部風のウエスタンなサウンドで呼び起こされる。全体的に落ち込んだ気分が向上するような、カントリーのようなカラッカラな快晴の楽曲が多い。
6.The Electric Chairs『The Electric Chairs』
昔ながらのロックンロールっぽい雰囲気。これがニューウェーブ以降の70年代末期の作品。ビジュアルはかなり今っぽいが作風は古い。ただ聴いてるとHR/HMのような雰囲気もあってポスト・パンクも感じる。
7.The Breeders『Last Spash』
渋谷系の頃のようなギターポップ感とシューゲイザー・グランジといった90年代の良い要素が合わさったUKロック。
8.Original Love『MUSIC, DANCE & LOVE』
オリジナル・ラヴ原点回帰のようなブラックミュージック。快晴の休日の朝と共に聴きたい。ソウルでメロウな作品。ワインのように熟成された「接吻」も永遠に錆びることのない名曲。
9.Tally Hall『Marvin's Marvelous Mechanical Museum』
冒頭「Good Day」のアカペラユニゾンからのピアノ→ドラムの入り、ギターが入って徐々に盛り上がっていく感じが良い。快晴の朝にのびのびと生活するような平和で普遍的な日常って感じが良い。
10.Money Mark『Songs From Studio D』
ポールマッカートニー『マッカートニーⅡ』みたいな、デトロイト版『HOSONO HOUSE』みたいな作品。DIY以上にクオリティは高いが家庭感が強い。ビートルズのような感じがするシンプルかつミニマルな構成で耳障りが良い。
以上。