マスロックは基本的に最高である。
1.The Mekons & Kathy Acker『Pussy, King Of The Pirates』
ビョークのようなトリップ・ホップかと思いきやフォーク・カントリー。と見せかけてデジタルパンクが流れるようなぶっ飛んだ世界観の作品。ジャケのように内容も訳が分からない。
2.Les Rita Mitsouko『The No Comprendo』
フランスのポップ・ロックプロジェクト。ニューウェーブ期の音とフランス語でのロックが新鮮。キッチュでないアヴァンギャルドさのあるおしゃれでファンシーな作品。
3.Ween『GodWeenSatan: The Oneness(Anniversary Edition)』
Weenの1st。初期のボアダムスのような盛り上がりでおふざけが過ぎる。
4.Various Artist『LONGING FOR THE SHADOW: RYUKOKA RECORDINGS, 1921-1939』
戦前の音楽だが洋楽と日本の伝統音楽の中間のような雰囲気が良い。100年前近い音源が現代になってサブスクで視聴できるという点がかなり面白い。音楽の発展が堪能できる良い作品。
日本のレコード業界における初期段階で出現した「流行歌」を収めたカセットが登場! 西洋のクラシック、ブルース、ジャズの要素を日本の伝統音楽とクラシック音楽に取り入れた流行歌。本作に収められた1920年代と30年代のコレクションは、数年前にリリースした小唄勝太郎のテープに続くものであり、文化的融合が始まったころの独特ともいえるスタイルを見事に収めている。
5.BOØWY『BEAT EMOTION』
「LUNAWAY TRAIN」のビートと途中のシンセのパートが良いし「NOISE LIMITTER」もまったく別物のエンディングが入るので全体的にトリッキーな雰囲気がして最高。
6.Bluebeard『albums, demos, leftovers』
90年代に活躍していたカナダのパンクバンドの作品。既にリリースしていた『Seilling Point』やコンピレーション、未発表曲からの選曲を含むボリューミーなラインナップ。グランジっぽさもありつつ、RATMのような過激さと展開も含んでいる。
7.DEVO's Gerald V. Casale『Jihad Jerry & The Evildoers 』
Devoのようなテクノサウンドは健在で、グルーヴ感と景気の良さが良い。最高にロックで80年代ニューウェーブの最高さと共に現代に甦ったような盛り上がりでそのままクラブで流しても良いくらいにアガる。
8.Zach Hill『Astrological Straits』
冒頭の「Iambic Strays」から惹き込まれるイントロ。不規則なリズム隊と気持ちの悪いハーモニー(カッコ良い)が最高に高熱でうなされてるときに頭の中でトランスする。
9.Battles『Mirrored』
シンプルながらに最高な「Atlas」。軍隊の行進のようなドラム隊とボイスチェンジの掛かったボーカルのリフレイン。
10.Asian Dub Foundation『Facts And Fictions』
エスニックなブレークビーツ・ダブサウンドにレゲエ的なフロウをかますスタイル。ミクスチャー・ダブという感じでBPMも曲によって結構差がある。
以上。