1.Howard Jones『Human's Lib』
シンセポップ全盛期の名盤、ハワード・ジョーンズ1st。1曲ごとに曲紹介あり。耳に残りやすい「Pearl in The Shell」をはじめ、透き通ったシンセの世界に浸ることが出来る。
2.日暮し『ありふれた出来事』
70年代後期のフォークは音色が綺麗で透き通った歌声が滲みる。ハイファイセットのような感じだが、詩を読み上げるように歌い上げていてそこにドラマがある感じがする。
3.Nelko『How Do You Feel?』
晴れの日の散歩のときのような軽快さとのどかさ。胸のつかえや不安の余地のないからッとした気分のときに聴くとマッチする。「今夜はブギーバッグ」のようなラップ&歌の構成。
4.Anna Wise, Jon Bop『geovariance』
全体的にローファイでアコースティックだが実験的な要素が多い。昼の眠い時間、昼寝起きのボーっとした状態に聴くとトリップできる。謎めいた雰囲気の作品で、自室で寝ぼけ眼をこすりながらガチャガチャ作った感じがする。
5.Various『The Winner Is The Loser』
実験的な要素が多くアングラな感じだが、中でもLuminous Orangeの「You Grow Up The Clouds In My Mind」が日陰から外に繰り出した輝く太陽の光のように際立っている。この曲だけのために購入しても良いぐらいにイントロのギターリフから風がなびいている。
6.小沢健二『Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学』
全編インストの作品で、歌詞無しで小沢の世界観を堪能できる。Future Jazzっぽい雰囲気で日常のBGMという雰囲気。散歩をしながらこれを聴いたらあらゆる風景が趣あるものに映る気がするし、何もしなくとも平穏な日常が風景や景色ではなくドラマのある動きのあるとして意識するだろう。
7.Bill Nelson『The Love That Whirls』
YMOの中期のような楽曲及び高橋幸宏の80年代作品のような雰囲気。おしゃれで落ち着いた雰囲気の作品。
8.Jesse Ruins『Dream Analysis』
ボーカルのほとんどないシューゲイザー、ドリームポップ。平日休みの昼過ぎのような閑散と静かな街中で聴くと白昼夢を見ているような不思議な感覚になる。
9.Boy King Island『Pastels』
晴れた日にどこかへさすらいの散歩に出て眠くなって寝るみたいな緩さと癒しがある。
10.Florist『Florist』
アコースティックなギターサウンドが心地よい作品。うっすら外音が聞こえる暗がりの部屋で聴きたい作品。キッチンの奥から甘くて暖かい香りが漂ってきそうなサウンド。
以上。