— 会話 (@bad_texter) August 2, 2022
1.Lisa Lerkenfeldt『Collagen』
廃墟の西洋館にて古びてノイズが混じった昔のクラシックや映画音楽のレコードを流しているような虚無感がある。ノイズ掛かったサウンドの中に煌びやかさと美しさがある。
2.Kelly Moran『Ultraviolet』
ガムラン的なプリペアドピアノとシンセによって出来上がった素晴らしい作品。MVでは顕微鏡dの細胞活動の映像などが盛り込まれ、視覚的にも楽しめるものになっている。LIVE映像ではピアノを弾く氏の姿とインスタレーションによって幻想的な風景が広がている。
3.Lapalux『Amnioverse』
アンビエント的なサウンドの中にブレイクやアシッドといった要素が飛び交う。クラブ的な作品。人間の深層内部へと潜り込んでいくような深い作品。ホールで響く音のように、どこまでも響き渡りそうなサウンドが素晴らしい。
4.Space Afrika『Honest Labour』
サウンドコラージュ的なVaporwave的な雰囲気も感じる。雨の夜にバスの車窓から聞こえるような対話やリズム、質感をモチーフにしているようだ。複数の要素とアプローチを持ったミックステープ的な作品のため、バリエーションに富んでいる。
5.UNKNOWN ME『Bishintai』
ジム・オルークや食品まつりをゲストに迎えて作成した作品。サウナで整うときに是非聞きたい程よいサウンド。蒸気と熱気が漂うサウナチックなサウンドで言うなれば真っ白で何も置いていない明るい部屋で聴きたい。
6.日向敏文『ひとつぶの海』
open.spotify.comピアノとバイオリンだけで80年代を再現したようなサウンド。当時のドラマやCMで使われそうな音で呼び戻されたような感覚で浸ってしまう。
7.小瀬村晶『In The Dark Woods』
初っ端「DNA」からピアノのリフに飲み込まれる。坂本龍一の「BTTB」と同じぐらい好きかもしれない。無音で静寂な朝焼け頃の自然の中を車で走行する際に聴きたい作品。
8.David Toop『Entities Inertias Faint Beings』
実験的要素が多いアンビエント作品。ノイズや静寂を要素として取り入れている感じだ。静寂の夜闇の漆黒の中の奥深さや温かさを彷彿とさせるジャケとサウンド。故におどろおどろしさを感じるし、どこか和のテイストを感じる「Setting Stones」も妖しく感じる。
9.Eluvium『Copia』
アンビエントというよりもクラシックだが、管楽器やピアノの音色が素晴らしい。展覧会で流れているような雰囲気で、大自然の中で横になって寝そべっているときに聴きたい作品。
10.Nick Storring『My Magic Dreams Have Lost Their Spell』
アンビエントというよりもクラシックやラウンジに近い。小洒落た内装の地方の老舗ホテルのラウンジで聴きたい作品。どこか和のテイストさえ感じるプログレッシブなアンビエント。
以上。