1.Spanner『011007』
相対性理論風チャットモンチーって感じで、テクノにふわっとした女性ボーカルが乗っかった感じ。レゲエやダブを感じさせる楽曲もあり、関西インディーズバンドも良いなと思う一作。
2.Manuel Göttsching『E2 E4』
1曲ずつの構成になっているが、ずっと同じメロディがシームレスにミニマルに展開していく作品。時を忘れて試聴する際には持って来いの作品。
3.Shook『Bicycle Ride』
テクノジブリとも形容すべき和風テイストな響きの清涼感のあるテクノ・ハウス。田舎過ぎず都会過ぎずといった土地の開けた場所で太陽の下で聴きたい楽曲群。
4.Larry Heard『Genesis』
ディープ・ハウス的な楽曲群が並ぶが、数少ない歌モノの「Missing You」最高。国立科学美術展的なこじんまりとしたイベント会場で堂々と流れてそうなサウンド。
5.さよひめぼう『ALIEN GALAXY MAIL』
宇宙のスーパーマーケットでかかってそうな楽曲群。懐かしいと新しいの両方が混在する感覚。
6.COLORED MUSIC『COLORED MUSIC』
80年代のレア・グルーヴといった感じで、ミニマルでシンプルなシンセミュージック。YMOのツアーサポートを務めたことのある二人ならではの作品。ジャズ系の橋本一子とその夫である藤本敦夫のユニット。洞窟の奥で鳴っているかのような音響感が最高。
7.Atoms For Peace『AMOK』
ファレル・ウィリアムス的子守歌ボイスにクラッシュビート的リズム。シンセとビートのシンプルな海を航海するようなサウンドで癒される。「Reverse Running」の複雑なビート最高。
8.Riverwave『Tutoji Ova Exhibition: Graphical』
Vaporwaveにしては特殊なクラブっぽい四つ打ちのリズムにシンセサウンド。Future Funkっぽい感じもあるが、Vaporのような霞掛かった感じもしない。
9.リョウコ『Travel Guide』
シンプルでアンビエント的なシンセサウンドの上にジャングル・ブレイクビートが乗っかった作品。「Nobody Knows」最高。2000年前後のレイブっぽい雰囲気。
10.Keyboard『World View』
アンビエント的ではあるものの、一音一音に重みがあるタイプで、ゆったりとした音。なんとなく畳の上で聴きたくなる。
以上。