1.BONNIE PINK『Blue Jam』
アルバム最初のイントロからもう最高。レニー・クラヴィッツの影響かカントリーロックっぽい雰囲気。全体的にダークで現在のBONNIE PINKと比較するとアングラ感が凄い。
☟ドラムンベースでシンプルな音で作られた「Sleeping Chirld」も最高。
2.CHA PARI『UTA』
独特な音を持っていて一気に世界へ引きずり込まれる感覚。「Daisy」が最高過ぎる。透き通った歌声とそれに反して不気味な歌詞。喜怒哀楽をすべて煮込んだ闇鍋のような作品。
3.Hanayo『Gift』
写真家としても活動している花代の作品。国内外のアーティスト(ほぼ海外)からプロデュースを受けての作品。ビョークみたいな雰囲気で中毒性の高いIDM・Trip Hop系の曲が多い。Merzbowプロデュースの「Miso Soup」はヤバい。
4.SYOKO 『SOIL 未来の記憶』
久石譲プロデュース。ジブリではないテクノの久石作品。北野映画のサントラに近いかもしれない。G-シュミットボーカルのSYOKOソロ1作目。中森明菜のような歌声に凄まじい歌詞。「Sunday Never Comes」の雰囲気はなかなか最高。
5.Kyoka『IS (Is Superpowered)』
グリッチ的な電子音楽作品。ボイスサンプリング的なショットは入っているものの基本的には歌無し。インダストリアル感が強いIDM、ディープ・テクノって雰囲気。
6.早瀬優香子 『水と土』
ハスキーで透き通った高いウィスパーボイスが最高。『躁鬱 So・Utsu』『ポリエステル』のようにタイトルが特徴的だが本作は結構落ち着いた作風。「Lobbyの生活」がなかなか癖になるテンポ。
7.戸川純『好き好き大好き』
80年代アングラ系アイドルと言っても過言ではない。歌詞が過激なのが良い。ヤプーズやゲルニカでも活動しているが、曲調によって歌い方や歌声が全然変わるのが流石。
今でこそ歌謡曲やオペラのようなジャズ・クラシック感があるが、初期はUKロック的な雰囲気があった。2ndアルバムは椎名林檎のハスキーボイスや巻き舌を体感できるし、実験的な内容の楽曲も多い。またタイトルも相変わらず独特だ。「浴室」はなかなか狂気的。1stや3rd含める東京事変前の初期三部作は結構ロック感が強くてアングラで最高。
9.Cibo Matto『Stereotype A』
ほぼ外タレと言う感じだが、アドベンチャータイムのような夢の中の不気味さを体現したようなサウンドが多い。海外版Puffy(Puffy自体海外でアニメの主題歌歌ってるが…)のようで、今で言うchelmico的ポジション。ただアングラ感は断トツ。
10.谷山浩子『ボクハ・キミガ・スキ』
童話のような音楽で独特な世界観を醸し出している。歌詞が結構怖い。歌声が読み聞かせのような雰囲気で、不思議の国のアリスのように夢の中のぼんやりとした世界に惹き込まれていく感じがする。
☟70年代から活動していて、2000年代までのベスト盤が出ているが、どの曲もヘンテコで美しい。
以上。