気分に気分に合わない曲を聴くなんて、やりたくもない仕事をやるのと同義だ。
人は皆音楽を通して人の人生を聴いている。
アイドルにハマったという人の話を聞いても、裏方で下積みを続けていた子達が表に出られるようになった背景から応援したくなったという話を聞いたことがあった。(けやき坂から日向坂46)。
皆サブスクで聴くようになった。大学の教授も昔は買ったり取り寄せたりしてたが、今はサブスクで視聴すると言っていた。サブスクに無いものを買うと言った意見も見られた。
1.DAF『Alles ist Gut』
☟「Der Mussolini」最高過ぎる。編成がシンプル過ぎる。けど力強くてパンキッシュな感じでノレる。間違いなく最高の一言に尽きる。
2.Aphrodite's Child 『6 6 6』
かなり狂気的なアルバム。まずタイトルもジャケもインパクトが凄い。
実験的な感じはビートルズのホワイトアルバムよりも好き。これが1971年作なのが凄い。
☟はっぴいえんど全身のApryl Fool(1969年)もなかなか前衛的だけども…
3.Marc Ribot『Rootless Cosmopolitans』
マーク・リボーってフリー・ジャズになるのか?まあジョン・ゾーン的な感じだと思う。
カバー曲もいくつか収録されているが、ビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」とか良い。ひねくれた感じのカバーが多いが、聴いてみると確かにメロディーは…って感じ。
4.Derek Bailey『This Guitar』
アルバ厶すべてメロディもなんもないギターのカッティング音みたいなものの構成。弾き初めの人のギターの練習をそのまま録音したような感じ(このアルバムに限らず)。
5.Meat Beat Manifest『Storm The Studio』
Ken Ishiiも言ってた気がするが、ビッグ・ビートよりもエネルギッシュな気がするし、ファンキーで野性的な音がする。ずっとトランスできる。
6.Consolidated『Friendly Fa$cism』
社会学本から取られたというタイトルからして挑戦的だし曲もかなり挑戦的な内容(英語分からない)。インダストリアルなビートにラップというRATMやATRのような感じだが、比較的うるさくは無い。
7.Various Artists『No New York』
初っ端The Contortionsの「Dish It Out」から最高だとわからせるサウンド。ニュー・ウェイヴの時代に出てきた対抗勢力のノー・ウェイヴ勢のアルバムって感じ。
とにかく最高を絵に描いたようなパンキッシュな反抗的なサウンド。坂本龍一が絶賛してて購入した記憶。
8.Primitive Calculators『Primitive Calculators』
ずっと作業中の工場内で叫んでいるようなトラックが続く。ジャケも内容もインダストリアルって感じで最高。
9.Yamasuki『Le Monde Fabuleux Des Yamasuki』
OKAMOTO'Sも高評価していたが、なぜかベルギーとフランスの人が日本をテーマにして作ったサイケロック。日本語とか雰囲気は日本なのに理解できない感じが良い。プロデューサーのうちの一人はダフト・パンクの父親。1971年作。
10.Mr. Bungle『Mr. Bungle』
奇才マイク・パットンのバンドだけあって様々なバラエティ色に富んだアルバムになっている。危険で怪しいサーカスを見てるような聴いているような感覚になる。オペラや歌劇のように急に落ち着いたり激しくなったりという展開がなかなか良い。
☟そんなマイク・パットンがジャン=クロード・ヴァニエとコラボしたアルバム『Corpse Flower』も最高。こちらは映画を見ているような気分になれる作品だ。
以上。