何度か(記憶では3~4回ほど)マルチに引っかかったので、警戒の意として話を共有したい。
まず、この時期だとわかりやすいのが、高確率でマスクをしていない。おそらく接客業の人間が表情で印象を与えようとするのと同じだろう。
また話の内容や流れとして、今後の世の中や自己成長の話が多くなる。たとえば将来の夢など、親しげに下の名前で「○○はどうなりたい?」など。
たいてい話は
・金持ちになって自由に暮らしたい
・一生仲良しな仲間が欲しい
という人間のココロの隙間にうまく入り込んで陥れる、まさに笑うセールスマン的な感じなのだ。
あと思い返せばやたら笑顔を挟み込んでくるし、視線を逸らさない。そして話がクソつまらない自慢話めいたものとか、自身の先輩的な存在を挙げて「この人凄いでしょ?」的なこれまた自慢話。
また、見た目としては小洒落た格好をしていることが多い。高そうな服を身に付けていたり、大人びた感じのやけにドレスライクな服が多い。
この手の物で「怪しい」と言っても「○○からも認められてる〜」とどれだけ凄いかの話の流れになったり、「興味無い」と言うと「チャンスは一度きり、やらないことは人生を棒に振っている」と否定される。あるいは「今はまだ不安かもしれないけど、何回か会ってお話ししよう」とか。
腹が立った話のパターンはたいてい以下の、
「やってから判断するのはわかるけど、やる前にダメだって決めつけてるじゃない?」
からの
「自分の世界に閉じこもって、うまくいかなかった経験を人のせいにしている。これは自分勝手では?」
だの
「何事もやってみなければわからない、それは自分次第だけど、ダメだった経験だけで考えちゃってる」
「たしかに、そういうので苦しんでる人はいるかもしれないけど、やめたければ辞められるよ?そういうものってすべて悪いものなの?」
と、ああ言えばこう言う状態で話が先に進まないし終わらないのだ。
何と言われても変なプライドを持たずに「しつこい人は嫌われるよ?」だの「あなたの言ってることがよくわからない、話が見えてこない」とか言ってやればよい(言えなかったが…)。
また人によって、わかる(入会する)まで説明を繰り返そうと予定を立てる人と、一度きりですぐ連絡がなくなる人のパターンがある。後者なら楽だが、あからさまに勧誘のために近づいたのだなというのがわかる。
また、基本時に居酒屋ではなく喫茶店やファミレスで話をされる。お互い素面の状態で誘うというのが暗黙の了解なのだろうか。かつ彼らは食べ物は頼まず、ドリンクバーだけで済ますというのも特徴だろう。
以前、少し金持ってる風な格好でマルチに会った際は、向こうも少し後手後手に周り、将来の夢など本格的な話の流れにはなかなか辿り着かなかった。向こうも腹を探るのにかなり質問攻めをしてきた。この時、少し高めの喫茶店やファミレスを選んできたとしたらこちらの価値を伺ってると考えても良い。
マルチ勧誘の人間にも下手な人と上手い人はいるものの、有料のセミナーの金額をまったく説明せず「とにかく行った方が良い」の一点張り。
「もうマルチ(他社)やってる」って言っても「これも一緒にいかがですか?」的な感じで誘う人もいる(自社だったらどうなってたんだろ…)。
何を言われても「やりません」「行きません」の一点張りで話しておけば結局話は先に進まない(それでも入会するまで誘う人が多い、特に名前のある大手)。
いっそ「そんなにいいなら無料だったらなおいいよね?」ぐらい言っておくべきだったか…。
マルチがマルチに誘われて相互に勧誘し合う状況とか見てみたいが、基本的にマルチは他のマルチの悪口は言わない。
ちなみに、マルチの対局はフランチャイズだそうだ(契約書の有無)。
マルチって歩合制なのか固定給なのか気になってたが、どうせ権利収入とかではないはず。誘い続けないと給与が入らないのだとか耳にしたことはある。
何はともあれ、確実に不労所得だと言えるのであれば少しは魅力的なシステムなのかもとは思うが、そんなうまい話はないのだ。
☟はねるのトびらにてロバート秋山がグローバルTPS物語にてマルチ商法勧誘を演じている。この時から秋山は完成しているようにも思える。
以上。